量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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生物と無生物のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
講談社
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進化しすぎた脳
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
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重力とは何か
著 者:
大栗博司
出版社:
幻冬舎
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ブラックホール
著 者:
マーシャ・バトゥーシャク
出版社:
地人書館
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人間らしさとはなにか?ーー人間のユニークさを明かす科学の最前線

書籍情報

【単行本】
No image
著 者:
マイケル・S・ガザニガ
訳 者:
柴田裕之
出版社:
インターシフト
出版年:
2010年3月

さまざまな科学者の研究を紹介しながら、人間のユニークさを浮き彫りにする

著者ガザニガは、人間は進化の産物だが「私たち人間は特別だ」と主張する。氷が水に、水が水蒸気になるのと同じように、進化のプロセスで相転移が起こったのだという。霧と氷山が大きく異なっているように、人間と他の動物は似ても似つかないのだ、と。本書は、さまざまな科学者の研究を紹介しながら、人間のユニークさを浮き彫りにすることを試みたもの。

まず、人間の脳がユニークな特徴を持っていることを、脳領域、細胞、遺伝子といったレベルで見ていく。たとえば、「外側前頭前皮質にある10野は、人間では類人猿のほぼ二倍ある」といった知見が紹介される。人間の身体もユニークだ。たとえば、私たちの「親指」や「喉頭」がユニークであることが述べられている。

「言語能力」を人間のユニークな点にあげる者は多いという。では、類人猿の言語能力はどうなのだろうか。類人猿に言語を教えることを試みた研究の紹介がある。また、類人猿のコミュニケーションもとりあげられている。チンパンジーが「心の理論」を持っているかどうかは興味深い話題だ。

人間の社会性についても論じられている。ある研究によると、社会集団のサイズと脳のサイズには相関関係があるそうだ。人間の大脳新皮質のサイズから割り出した社会集団のサイズは150人だという。この知見に基づくならば、一個人が動静を追うことのできる人数は150人くらいとなるようだ。

道徳や情動の話題もある。たとえば次のような見解が述べられている。「私たちには生得の倫理プログラムが選択されて組み込まれている」、人間はネガティブ優先のバイアスを持っている、自分の身体に敏感だと他者への共感も強まる、などなど。模倣やミラーニューロンの話題もある。

信念、意識、自己というトピックでは、著者の提唱している左半球の「解釈装置」が登場する。分離脳研究と「解釈装置」を中心に、さまざまな話題が盛り込まれている。たとえば、「エピソード記憶」を持っているかもしれないアメリカカケスの話題などがある。

芸術についても論じられている。「人工知能」や「神経インプラント」の話題もあり。

ひとこと

ページ数は、参考文献と解説も含めて約600ページ。

初投稿日:2015年06月02日

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