量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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生物と無生物のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
講談社
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進化しすぎた脳
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
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重力とは何か
著 者:
大栗博司
出版社:
幻冬舎
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ブラックホール
著 者:
マーシャ・バトゥーシャク
出版社:
地人書館
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宇宙論の分野に登場した「人間原理」とは?

「人間原理」メインイメージ

まるで人間の誕生が必然であったかのように見えてくるほど、この宇宙は人間にとってあまりにもうまくできている

「人間原理」という言葉はちょっと奇妙で、そのぶん印象に残る。科学の言葉とは思えない奇妙さがあるが、「コペルニクス原理」に対抗するかたちで提唱されたらしい。

人間原理というのは、「宇宙はなぜこのような宇宙なのか」を、人間(知的生命体)の存在条件によって説明しようとする考え方のことのようだ。

「宇宙はなぜこのような宇宙なのか」という問いは、こんなふうに言い換えられるという。「あれこれの物理定数は、なぜ今のような値になっているのだろうか?」(講談社現代新書、青木薫著『宇宙はなぜこのような宇宙なのか』)と。

人間原理の考え方を用いた事例として、素粒子物理学の第一人者スティーヴン・ワインバーグの話がよく紹介される。ワインバーグは、人間原理の考え方を使って、真空エネルギーの値を予測した。

ワインバーグはこんな考え方をしたらしい。「自分という人間が現に存在していることと矛盾しないためには、宇宙の真空エネルギーはどんな値でなければならないだろうか?」(『宇宙はなぜこのような宇宙なのか』)。この人間原理の考え方を用いた予測は、のちに観測結果によって支持されたそうだ。

人間原理は、宇宙が無数にあるという「マルチバース」を前提として、支持を集めつつあるようだ。しかし、人間原理を否定する物理学者も多いらしく、物理学者のあいだには、肯定派と否定派の論争があるらしい。

「人間原理」というちょっと変わった切り口で、この宇宙を眺めてみるのもおもしろいかもしれない。

人間原理を知る書籍

『宇宙はなぜこのような宇宙なのか』

科学書の著名な翻訳家であり、また理論物理学を専門とする博士でもある青木薫が、宇宙観の変遷をたどりながら「人間原理」を描き出している。人間原理のみをとりあげているわけではない。

【講談社現代新書】
宇宙はなぜこのような宇宙なのか
著 者:
青木薫
出版社:
講談社
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『宇宙を支配する6つの数』

6つの数「N」「ε」「Ω」「λ」「Q」「D」をとりあげ、これらが今の値と異なると宇宙の姿も異なり、そして私たちが存在できない宇宙になりうる、ということを論じている。この本は、6つの数を切り口にして、宇宙の進化を描き出したもの。人間原理とは何かを直接解説している本ではないが、〝この宇宙は人間にとってあまりにもうまくできている〟という意味がよくわかる。

【サイエンス・マスターズ】
宇宙を支配する6つの数
著 者:
マーティン・リース
出版社:
草思社
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『宇宙は無数にあるのか』

インフレーション理論の提唱者である佐藤勝彦が、「人間原理」を軸に、宇宙論のめぼしい話題を紹介している。上述したマーティン・リースの「6つの数」の話もあり。人間原理のみをとりあげているわけではない。

【集英社新書】
宇宙は無数にあるのか
著 者:
佐藤勝彦
出版社:
集英社
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初投稿日:2015年06月10日

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