これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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宇宙を創るダークマター
著 者:
キャサリン・フリース
出版社:
日本評論社
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意識と自己
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
講談社
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物理学者のすごい思考法
著 者:
橋本幸士
出版社:
集英社インターナショナル
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量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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免疫の一般向け入門書としておすすめの本

新しい免疫入門
著 者:
審良静男/黒崎知博
出版社:
講談社
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本書の魅力は、「免疫反応の流れがよくわかるように」解説されているところ。

1~4章で、「自然免疫から獲得免疫が始動され、さまざまな免疫細胞が協力して病原体の撃退にあたるストーリーを説明」している。ここまでの約100ページで、免疫反応の流れを大まかに把握できる。

4章までは1つの免疫ストーリーとして説明し、5章で細部に踏み込んで3つのストーリーに分けて紹介するという構成で、5章までで約120ページ。

細部を後にまわして、まず大まかな流れを見渡せるように書かれているので理解しやすい。ただし、1章の「TLR(トル様受容体)」の解説は、著者の研究成果に関するところなので、一般レベルではあるが詳細にも踏み込んでいる。

「理解しやすい」と上述したが、免疫のしくみが複雑で、免疫学の用語がいろいろ出てくるため、この分野の知識に触れたことがなければ、やさしいとは感じないかもしれない。本書は丁寧なわかりやすい解説だが、きっと、ややこしいと思う部分が多々あるに違いない。ただそのややこしさは、免疫のしくみをきちんと伝えようとする本なら、一般向けであっても、どの本を選んでも言えること。

入門書として本書が最適だと思う理由は、繰り返しになるが、100ページ程度で免疫反応の流れを大まかに把握できるから。本文は約200ページ(全11章)と、ページ数が多くないところも入門書的で手に取りやすい。内容については書評ページを。

初投稿日:2024年03月12日

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