これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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宇宙を創るダークマター
著 者:
キャサリン・フリース
出版社:
日本評論社
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意識と自己
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
講談社
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物理学者のすごい思考法
著 者:
橋本幸士
出版社:
集英社インターナショナル
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量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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やさしい宇宙論入門書をお探しの方におすすめの本

眠れなくなる宇宙のはなし
著 者:
佐藤勝彦
出版社:
宝島社
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インフレーション理論の提唱者として知られる佐藤勝彦が、古代の宇宙観から最新のブレーン宇宙論までやさしく解説したベストセラー。

本書の特徴は、宇宙論の解説を古代から始めているところにある。神話のような宇宙観や古代ギリシャの宇宙観の解説に多くのページが割かれている。もし、現代の宇宙論のみを知りたくて本書を手にしたとすると、すこしうんざりするかもしれない。

しかし、古代の多彩な宇宙観が描かれていることで、いつの時代も、その時代を代表する知性が、さまざまな宇宙モデルを考えだしてきたことがわかる。どんなに宇宙論が変遷しても、人間の知りたいという思いだけは変わらないのだと、そんなことも感じられた。悠久の歴史を一気に駆け抜けるような、そんな読書ともいえる。

「一気に駆け抜ける」と言ったけれど、じつは本書は「一夜」で一つの章を読むような構成になっている。「第七夜」まであるので、ゆっくりと一週間かけて宇宙論の変遷を辿るのもよいかもしれない。

興味をもっているのが現代の宇宙論だとしても、古代の宇宙観から読みはじめるのはきっと悪くない。もちろん、古代から現代までの宇宙論の変遷を知りたい方には最適の本。ベストセラーが文庫で読めるのも嬉しい。

2023年1月3日現在、文庫版は入手しにくい。いまなら単行本(増補改訂版)を。

初投稿日:2014年11月24日最終加筆:2023年01月03日

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