これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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宇宙を創るダークマター
著 者:
キャサリン・フリース
出版社:
日本評論社
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意識と自己
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
講談社
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物理学者のすごい思考法
著 者:
橋本幸士
出版社:
集英社インターナショナル
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量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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脳の適応力のすごさ、潜在力、不可思議さを感じたい、物語が好きな方におすすめの本

火星の人類学者
著 者:
オリヴァー・サックス
出版社:
早川書房
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脳神経科医オリヴァー・サックスの傑作。単行本が刊行されたのは1997年なので、長年にわたり読み継がれてきた名作といえる。

NDC分類は「医学」ではなく、「英米文学/記録、手記、ルポルタージュ」であり、それが示すように、科学書というよりは物語といったほうが適切かもしれない。もちろん神経科学的な考察もあるが、どちらかといえば少なめ(感覚的には半々くらいかそれ以下)で、人物描写に力が注がれている。その人物描写を通して、脳の適応力のすごさ、潜在力、不可思議さが浮き彫りにされる。

本書は、事故や病気や発達障害などによって、さまざまな困難や身体的変化に直面した有機体(人間)が、その状況に適応し、自らを再構成していくことをテーマにした七つの物語。

書評ページでは、それぞれの物語ごとに見出しをつけて紹介しているので、もし気になる物語があれば、本書を手にとってみてはどうだろうか。脳科学のポピュラーサイエンスの本を読んでいない人にも読みやすい本だと思うので、神経科学に興味のあるすべての人におすすめしたい。

初投稿日:2017年09月23日最終加筆:2023年06月27日

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