変わらないために変わり続ける ——マンハッタンで見つけた科学と芸術

書籍情報

【単行本】
No image
著 者:
福岡伸一
出版社:
文藝春秋
出版年:
2015年4月
定 価:
本体1,300円+税

ロックフェラー大学(米国・ニューヨーク市)に留学中の体験を綴ったエッセイ集

「週刊文春」(2013年4月25日号〜2015年1月29日号)の連載エッセイをまとめたもの。著者は、2013年から2015年にかけて、かつて研究修業のために滞在したロックフェラー大学(米国・ニューヨーク市)に留学した。「本書は、この期間にこの街マンハッタンの碁盤目状のマトリクスで体験したあれこれを書き留めた記録」だという。

最初のエッセイは、「ロックフェラー大学への帰還」。ケネディ国際空港への到着からはじまり、街の風景を描写して、そして大学へ。事務室に行くと、係の女性がこう言ったそうだ。「二十五年ぶり? お帰りなさい。懐かしいでしょ」と。臨場感あふれる描写が、読者である私にも時の流れを感じさせてくれる。そんなエッセイから本書ははじまる。

そのあとは、ロックフェラー大学にまつわるエッセイが続く。「ロックフェラー大学は、生命科学に特化した大学院大学なので、卒業式にあたるものは、博士号の学位授与式のみ」だそうだ。「初夏の学位授与式」などの話題がある。

ほかには、「生物学の常識を覆す大事件、パンドラウイルスの発見」の話、記憶にまつわる話、「STAP細胞」にまつわる話、「NY和書事情」、「サンタモニカのかっこいい古書店」、「食」にまつわる話、「マンハッタンで虫捕りはできるか」、「セントラルパークのホタルと桑の葉」、などなど。もちろん、フェルメールの話題も登場する。

ひとこと

(数えたわけではないので印象だが)今回のエッセイ集は、生物学以外の話題も多いような気がした。

初投稿日:2015年11月09日

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