これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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デカルトの誤り
著 者:
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出版社:
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遺伝子が語る免疫学夜話
著 者:
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出版社:
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意識と自己
著 者:
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出版社:
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出版社:
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快感回路
著 者:
デイヴィッド・J・リンデン
出版社:
河出書房新社
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祖先の物語ーードーキンスの生命史

書籍情報

【単行本 上】
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著 者:
リチャード・ドーキンス
訳 者:
垂水雄二
出版社:
小学館
出版年:
2006年9月
【下】
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著 者:
リチャード・ドーキンス
訳 者:
垂水雄二
出版社:
小学館
出版年:
2006年9月

鮮やかな表現で進化を論じているリチャード・ドーキンスは、つぎのような仕掛けをほどこして、生命史を綴った

著者ドーキンスは、こう記す。「本書は、現在から過去を目指す遠大な巡礼という形でつくられている。すべての道は生命の起源に通じている」と。

人間であれ、ゾウであれ、アマツバメであれ、セコイアであれ、……、どんな生物から出発しても、時代をさかのぼっていけば、生命の始祖に辿りつくのだという。後ろ向きの年代記は、「生命の単一性を賛美する」

また、時代をさかのぼる方法を選ぶことにより(進化の歴史の物語を生命の起源からはじめ、ホモ・サピエンスに向かうものとしないことで)、進化において主役となる種はなく、人間が進化の極致ではないことを明らかにしようとしている。

そのことを明確にしたうえで、本書は、「許される範囲のえこひいきによって」、後ろ向きの年代記の出発点として、「現代のホモ・サピエンス」を選ぶ。「それは人間の祖先を発見するための人間による巡礼となるだろう」

忘れてはならないのは、他の生物も「それぞれの祖先を求めての別個の巡礼の旅をする」ことだ。そして、時代をさかのぼる私たち人間の巡礼者は、「必然的に、ある定められた順序で、他の巡礼者たちと合流することになる」。その合流を、本書では「ランデヴー」と呼び、その合流点にいる共通の祖先を「コンセスター」と呼ぶ。

この仕掛けでは、「ランデヴー」できるのは、現在から巡礼に出発することができる現生生物に限られてしまう。そのため、時折、「ランデヴー」以外の章を設けて、「化石化した「亡霊の」巡礼者」を登場させている。

「ランデヴー1」は、私たち人間の巡礼とチンパンジーたちの巡礼とが合流する地点だ。ヒトと(チンパンジー+ボノボ)との共通祖先が「コンセスター1」。もし、チンパンジーを出発点として時代をさかのぼるのであれば、チンパンジーはまずボノボと合流し、そのあとで、ヒトと合流する。

「ランデヴー2」では、ヒト+(チンパンジー+ボノボ)に、ゴリラが合流する。これらの共通祖先が「コンセスター2」だ。

このようにして、オランウータン、テナガザル類、……と、さかのぼっていき、「最終的には、すべての生物の巡礼者が合体して、生命の起源そのものという、たった一つの探究目標に向かって行進していく」

本書は、『カンタベリー物語』を模しているそうだ。訳者補注によると、「『カンタベリー物語』は、14世紀、イギリスの詩人ジェフリー・チョーサーによって書かれた。カンタベリー大聖堂を目指す巡礼者たちが一晩に1つずつ語る物語によって構成される。巡礼集団には騎士、粉屋、修道僧、医師、女官、商人などさまざまな人物が登場する」。本書では、「生命の起源であるカンタベリーに向かう旅の途中で」、たとえば、「ホエザルの物語」「カバの物語」「ショウジョウバエの物語」、……、というように、いくつもの物語によって、さまざまな生物学的知見を紹介していく、という構成になっている。

ひとこと

リチャード・ドーキンスの著作のなかでも、ひときわ厚い本。上・下巻あわせて(目次、索引などを含め)900頁を超える。

書評を書いている時点で、本書は入手困難になっている。

各章の内容を紹介していたが、あまりにも長すぎるので短くした(2016年11月21日に修正)

初投稿日:2016年10月16日最終加筆:2016年11月21日

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