量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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生物と無生物のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
講談社
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進化しすぎた脳
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
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重力とは何か
著 者:
大栗博司
出版社:
幻冬舎
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ブラックホール
著 者:
マーシャ・バトゥーシャク
出版社:
地人書館
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睡眠障害のなぞを解くーー「眠りのしくみ」から「眠るスキル」まで

書籍情報

【健康ライブラリー】
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著 者:
櫻井武
出版社:
講談社
出版年:
2015年4月

「睡眠のしくみ」や「覚醒のしくみ」を司る脳の説明を少し交えながら、不眠症などの睡眠障害を解説

2000年前後の疫学調査によると、日本人の5人に1人が睡眠の悩みをかかえているそうだ。では、不眠症などの睡眠障害はなぜ起こるのだろうか。このことを理解するためには、「睡眠を作り出すしくみ」「覚醒を作り出すしくみ」の両方を考える必要があるという。たとえば、不眠症は、「覚醒のしくみ」の働きすぎだという。

本書では、「睡眠のしくみ」や「覚醒のしくみ」を司る脳の説明を少し交えながら、不眠症などの睡眠障害がなぜ起こるのか、また、その診断や治療はどのようになされるのかを解説している。睡眠導入薬にまつわる説明、また、「眠るスキル」を向上させるためのアドバイスもある。

この本の大枠は、つぎのようなもの。

まず第1章では、睡眠障害の種類と、睡眠の基本的な知識を説明している。本書では、睡眠障害の種類を、「不眠症」「過眠症」「概日リズム障害」「睡眠時随伴症」の4つに大別している。(ちなみに、睡眠障害国際分類(ICSD)では、8つのカテゴリーに大別しているそうだ。こちらも掲載している)

第2章では、不眠症をとりあげる。ここで、睡眠と覚醒のしくみを概説している。たとえば、こんな説明だ。「視床下部外側野と脳幹は一体として「覚醒のしくみ」を作っていますが、細かくみると、脳幹というエンジンに対して、視床下部外側野にアクセル(覚醒センター)があるわけです。…略…」。「一方、ブレーキの役割を担っているのは、視索前野=睡眠センターです。…略…」

また、「概日リズム障害」の解説もこの章にある。「地球上のほぼすべての生物は、地球の自転の周期、つまり24時間を計るための体内時計を持っています」。概日リズム障害は、「体内時計の狂いによって不眠や過眠が起こる病気」だという。

ほかに、「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」の説明などがある。もちろん、不眠症の診断と治療について述べている。

第3章では、過眠症をとりあげる。ここでは、「ナルコレプシー」を中心に過眠症を解説している。「ナルコレプシーはオレキシンという脳内物質の欠乏によって起こる」という。

第4章では、睡眠時随伴症をとりあげる。ノンレム睡眠時に起こるものと、レム睡眠時に起こるものがあり、それぞれ説明している。

第5章では、「睡眠障害と関連する病気」をとりあげている。うつ病、摂食障害などの話題。

第6章(最終章)では、「8時間寝なくちゃいけないって本当?」「睡眠に「ゴールデンタイム」があるというのは本当?」「いつもより早起きしなくてはならないときはどうする?」、などの見出しがあり、それぞれに回答している。

たとえば、「睡眠に「ゴールデンタイム」があるというのは本当?」への回答は、つぎのようなもの。「ゴールデンタイム」は、ない。「肝心なのは、最初の睡眠単位できちんと深いノンレム睡眠をとることなのです」

ひとこと

著者・櫻井武は、「おわりに」でつぎのように述べている。

「睡眠にみられるさまざまな異常、あるいは睡眠障害を脳の機構的な側面から解説するものとして本書を執筆しました。そして、睡眠のしくみの解説を通して、よりよい睡眠をとるためのヒントも得られるようにしたいと考えました。……略……本書では、睡眠障害のしくみについて、少しだけ踏み込んで解説しました。十分な説明もなく簡単なTips(秘訣)のようなものを集めただけでは、実際の役には立たないと考えたからです」

初投稿日:2017年10月09日

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