免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか
著 者:
坂口志文/塚﨑朝子
出版社:
講談社
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新しい免疫入門
著 者:
審良静男/黒崎知博
出版社:
講談社
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幸福感に関する生物学的随想
著 者:
本庶佑
出版社:
祥伝社
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免疫の意味論
著 者:
多田富雄
出版社:
青土社
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遺伝子が語る免疫学夜話
著 者:
橋本求
出版社:
晶文社
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美しき免疫の力
著 者:
ダニエル・M・デイヴィス
出版社:
NHK出版
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読書する脳

書籍情報

【SB新書】
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著 者:
毛内拡
出版社:
SBクリエイティブ
出版年:
2025年11月

脳科学や心理学の知見を紹介しながら、読書のメリットや効果を述べる

デジタル時代における読書習慣の現状から説き起こし、さまざまな脳科学や心理学の知見を紹介しながら、読書のメリットや効果を述べる。

本書の終盤では、読書の意義を「精神的自由」をテーマに考察している。著者は、まず、「「精神的自由」を失ってはいないか」という疑問を呈する。そして、「読書は、この精神的自由を育み、またそれを守るための有力な手段となる」という自身の考えを、「未完了感」「内的省察」をキーワードに述べていく。

なお、各章の冒頭には「問い」が提示され、最後にはまとめが置かれている。

著者略歴によると、毛内拡(もうない・ひろむ)の専門は、神経生理学、生物物理学。

どんな知見に触れられるか

以下に、どんな知見に触れられるか、主なものを羅列する。

「報酬系」という回路について、確証バイアスなどの認知バイアスについて、デフォルトモードネットワーク(DMN)と「反芻思考」について。

「意味を表す表意文字(漢字)」と「音を表す表音文字(仮名やアルファベット)」の脳内処理について。

認知バイアスと「脳の注意ネットワーク」について。

「過去の記憶や経験によって作られている脳内の予測モデル」(著者は「知恵ブクロ記憶」と名づけている)について。

記憶、ワーキングメモリ、スキーマ、シナプス可塑性について。

セルフトークと神経回路について。ポジティブセルフトークとネガティブセルフトークがそれぞれ、どのような神経回路を活性化させるか。

心の理論について。ミラーニューロンシステムと「代理体験」について。

ツァイガルニク効果について。

このような知見を紹介しながら、読書のメリットや効果を述べている。

読書法の話題がある

「快読」「精読」「音読」という3つの読書法について、その用語や概念、活性化される脳領域、メリットとデメリット、効果的に進める方法、について述べている。

また、「快読」と「精読」を決定的に分けるポイントとして「行間を読む」という作業を挙げている。「脳科学の視点で見れば、行間を読むことは非常に高度な認知作業」だという。「心の理論」の話題などが登場する。

読書の効果を高める方法としては、「クエスチョン立て(問いを立てる)」などを紹介している。

感想・ひとこと

読む箇所によって異なる印象を受けた。科学的知見を援用した〝読書啓発本〟という雰囲気を感じる箇所もあれば、〝脳科学や心理学の知見を一般向けに紹介している本〟という科学本らしい雰囲気を感じる箇所もあった。そんな二つの雰囲気が同居している本だと思う。

このレビューでは、どんな知見に触れられるかにフォーカスして本書を紹介した。

初投稿日:2026年01月22日

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