量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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生物と無生物のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
講談社
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進化しすぎた脳
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
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重力とは何か
著 者:
大栗博司
出版社:
幻冬舎
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ブラックホール
著 者:
マーシャ・バトゥーシャク
出版社:
地人書館
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エピジェネティクス 操られる遺伝子

書籍情報

【単行本】
No image
著 者:
リチャード・C・フランシス
訳 者:
野中香方子
出版社:
ダイヤモンド社
出版年:
2011年12月

読み物としてのおもしろさに気を配りながら、エピジェネティクスのイメージをうまく伝えている、入門書的な一冊

書名には「操られる遺伝子」とあるが、では、遺伝子を操っているものは何だろうか。それは「細胞」である、というのが本書の主張だ。著者はつぎのように述べている。

「これまで遺伝子は、生物の発生の経過を指揮するエグゼクティブ(管理職・行政官)と見なされてきた。しかし、わたしが提唱しようとしている新しい見方では、エグゼクティブの機能は、細胞全体が担っており、遺伝子は、細胞に備わる情報源のような位置づけになる」

著者は、「細胞が遺伝子をコントロールしている」、「エピジェネティックな遺伝子制御は、細胞が遺伝子の活動をコントロールする形態の一つなのだ」と述べている。

エピジェネティックな遺伝子制御とは何か、それを本書は、専門的な記述の羅列にならないように、読み物としてのおもしろさに気を配りながら、説明している。

本書は、エピジェネティクスをまだあまり知らないという方向けの入門書的な一冊。著者は、「いくつか重要な発見についてご紹介し、その研究領域で何が起きようとしているのかをお伝えできればと願っている」と述べている。そして前述したように、遺伝子中心の見方に対する、新しい見方を提唱している。

エピジェネティクスにまつわる基本的な話題をおさえつつ、読み物として飽きさせない工夫を凝らした一冊。

ひとこと

読み物としておもしろい。エピジェネティクスとは何かというイメージを掴みたいという方には良い本だと思う。しかし、エピジェネティクスとは何かを、効率よく、またその分子基盤などもしっかりと知りたいという方は他書がよいと思う。

初投稿日:2015年09月30日

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