これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
No image
デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
No image
遺伝子が語る免疫学夜話
著 者:
橋本求
出版社:
晶文社
No image
意識と自己
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
講談社
No image
宇宙はなぜ美しいのか
著 者:
村山斉
出版社:
幻冬舎
No image
快感回路
著 者:
デイヴィッド・J・リンデン
出版社:
河出書房新社
No image

エピジェネティクス 操られる遺伝子

書籍情報

【単行本】
No image
著 者:
リチャード・C・フランシス
訳 者:
野中香方子
出版社:
ダイヤモンド社
出版年:
2011年12月

読み物としてのおもしろさに気を配りながら、エピジェネティクスのイメージをうまく伝えている、入門書的な一冊

書名には「操られる遺伝子」とあるが、では、遺伝子を操っているものは何だろうか。それは「細胞」である、というのが本書の主張だ。著者はつぎのように述べている。

「これまで遺伝子は、生物の発生の経過を指揮するエグゼクティブ(管理職・行政官)と見なされてきた。しかし、わたしが提唱しようとしている新しい見方では、エグゼクティブの機能は、細胞全体が担っており、遺伝子は、細胞に備わる情報源のような位置づけになる」

著者は、「細胞が遺伝子をコントロールしている」、「エピジェネティックな遺伝子制御は、細胞が遺伝子の活動をコントロールする形態の一つなのだ」と述べている。

エピジェネティックな遺伝子制御とは何か、それを本書は、専門的な記述の羅列にならないように、読み物としてのおもしろさに気を配りながら、説明している。

本書は、エピジェネティクスをまだあまり知らないという方向けの入門書的な一冊。著者は、「いくつか重要な発見についてご紹介し、その研究領域で何が起きようとしているのかをお伝えできればと願っている」と述べている。そして前述したように、遺伝子中心の見方に対する、新しい見方を提唱している。

エピジェネティクスにまつわる基本的な話題をおさえつつ、読み物として飽きさせない工夫を凝らした一冊。

ひとこと

読み物としておもしろい。エピジェネティクスとは何かというイメージを掴みたいという方には良い本だと思う。しかし、エピジェネティクスとは何かを、効率よく、またその分子基盤などもしっかりと知りたいという方は他書がよいと思う。

初投稿日:2015年09月30日

おすすめ本

著者案内

著者案内オリヴァー・サックスの画像「デイヴィッド・J・リンデンの本、どれを読む?」メイン画像「デイヴィッド・イーグルマンの本、どれを読む?」メイン画像「井ノ口馨の本、どれを読む?」メイン画像「櫻井武の本、どれを読む?」メイン画像「多田将の本、どれを読む?」メイン画像「リチャード・ドーキンスの本、どれを読む?」メイン画像「福岡伸一の本、どれを読む?」メイン画像「傳田光洋の本、どれを読む?」メイン画像「マイケル・S.ガザニガの本、どれを読む?」メイン画像「アントニオ・R・ダマシオの本、どれを読む?」メイン画像「池谷裕二の本、どれを読む?」メイン画像「リサ・ランドールの本、どれを読む?」メイン画像「ジョゼフ・ルドゥーの本、どれを読む?」メイン画像「V.S.ラマチャンドランの本、どれを読む?」メイン画像「村山斉の本、どれを読む?」メイン画像「大栗博司の本、どれを読む?」メイン画像

テーマ案内