これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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遺伝子が語る免疫学夜話
著 者:
橋本求
出版社:
晶文社
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意識と自己
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
講談社
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宇宙はなぜ美しいのか
著 者:
村山斉
出版社:
幻冬舎
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快感回路
著 者:
デイヴィッド・J・リンデン
出版社:
河出書房新社
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遺伝子はダメなあなたを愛してる

書籍情報

【単行本】
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著 者:
福岡伸一
出版社:
朝日新聞出版
出版年:
2012年3月
【朝日文庫】
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著 者:
福岡伸一
出版社:
朝日新聞出版
出版年:
2014年8月

さまざまな生物が登場するエッセイ集。著者の生命観「動的平衡」や進化の視点をとりいれて綴ったエッセイが読みどころ

週刊誌「AERA」での福岡伸一の連載コラムをまとめたもの。本書は、身近な疑問や悩みに生物学者である著者が答える、という形式をとっている。しかし、私の印象では、同著者がふつうに表題をつけて綴ったエッセイ集ととくに違いはない。

さて、本書には、さまざまな生物が登場する。

たとえば、ゴキブリをこう語る。「分解者として環境を浄化する一方、他の生物の餌となって地球の動的平衡を支えています」

パンダについては、こんな話を披露している。パンダのゲノムを解析してみると、「舌の上でグルタミン酸のうまみを感じとるレセプターの遺伝子が、パンダでは機能していなかった」

カメについて。「カメは決して、考えられているほどのろまではありません。とくに野生のカメは驚くほど敏捷です」という。子供の頃のエピソードなどを交えながら語る。

ホタルについては、青色発光ダイオード(LED)と絡めて語る。どちらも「冷たい光」だという。冷たい光とは、「発光のためのエネルギーが、熱になることなく、光に変換される効率が高いということ」だそうだ。ホタルがどうやって光を出すのかも述べている。

蝶、蛾、ウナギ、トンボ、鳩、セミ、マウスなど、たくさんの生物が登場する。

著者は「昆虫少年出身」だが、常緑樹と落葉樹の話など、植物の話題もある。ほかにも、炭素の循環について、呼吸について、腎臓のはたらき、コラーゲン、コーヒー、「卵子提供」、「スクレイピー病」など、多彩な話題がある。

ひとこと

書名は、『遺伝子はダメなあなたを愛してる』だが、本書は遺伝子の本ではない。多彩な話題を収録したエッセイ集。

このレビューは単行本を読んで書いたが、下記リンク先は文庫版。

初投稿日:2015年12月11日

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