これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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宇宙を創るダークマター
著 者:
キャサリン・フリース
出版社:
日本評論社
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意識と自己
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
講談社
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物理学者のすごい思考法
著 者:
橋本幸士
出版社:
集英社インターナショナル
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量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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特殊および一般相対性理論について[新装版]

書籍情報

【単行本】
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著 者:
アルバート・アインシュタイン
訳 者:
金子務
出版社:
白揚社
出版年:
2004年10月

アインシュタイン自身による「相対性理論」の一般向け解説書

「まえがき」の日付は、1916年12月。そして、A・アインシュタインという名が記されている。「まえがき」は、こんなふうに始まる。

「この小さな書物は相対性理論について、広く科学的、哲学的見地から興味をいだいているような人々に、理論物理学上の数学的道具を使わないで、できるかぎり精確な洞察を与えようとするものである。本講義では、読者がおよそ高校卒業程度の教養と――短な小著ではあるが――かなりの忍耐力と意志力をもっていることを前提にしている。著者は主要な考えを実際に生起したような順序と連関で、完全に、できるだけ明晰かつ簡明に示すよう最大の努力を払った」

「訳者後記」によると、アインシュタイン自身が「一般向けにその難解な相対性理論の全容をほとんど数式なしで解説したただ一つの啓蒙書」だそうだ。

訳者は、大学生向け読書案内のアンケートに本書を挙げたという。その理由をこのように書いている。「一人の天才的な科学者が新たな理論を構築するときの思考経路を本書を通じて辿りながら、いかに根本的な哲学的吟味を時間空間の概念に加えていったものか、追体験してほしいから」。「優れた科学者は優れた思想家でもある証左をこの書は示していると思うからである」と。

ひとこと

アインシュタインが書いたものなのか、と思ったら、なんだかわくわくした。わからないことは、わからないままにしてでも最後まで読もうと、「まえがき」を読んだ時点で決めていた。相対性理論に興味をもち、数式での解説ではない本を読みたいと思ったら、ぜひ手に取りたい一冊ではないだろうか。(本書にはすこし数式もでてくる)

初投稿日:2015年12月08日

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