量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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生物と無生物のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
講談社
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進化しすぎた脳
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
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重力とは何か
著 者:
大栗博司
出版社:
幻冬舎
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ブラックホール
著 者:
マーシャ・バトゥーシャク
出版社:
地人書館
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科学本の言葉–23–(リン・マーギュリスの言葉)

「シカゴ大学で学んだすばらしい科学の、誠実で開放的で近づきやすくて効果的な方法は、今日の「テクノロジーに縛られた」考え方のなかにはもはやほとんど存在していない。科学が深遠な疑問を促すとき、哲学と科学は融合する。私たちは何者だろうか。私たちは、そして宇宙は、何でできているのか。私たちはどこから来たのか。どんなしくみで動いているのか。私が科学者の道を選択したのは、まちがいなくこの「特別な」教育のおかげだったと思う。」――リン・マーギュリス

リン・マーギュリス(著)
中村桂子(訳)

上記の言葉が記されているのは、『共生生命体の30億年』。この本は、連続細胞内共生説で知られるリン・マーギュリスが、「共生発生」の観点から生命進化を論じたもの。

「共生発生 symbiogenesis」は、進化用語で、こう説明されている。「長期あるいは永続的な共生が確立することによって、新しい組織や器官や生物が――それに新しい種までもが――生まれることを指している」と。この共生発生が真核細胞の起源だというのが著者リン・マーギュリスの説だ。「連続細胞内共生説」によると、自由生活をしていた4種類の細菌が、きまった順序で共生したという。

また、『共生生命体の30億年』は、自叙伝のような側面もあわせもつ。ハイスクール時代やカール・セーガンとの結婚、遺伝学を学びたいと思うようになった経緯などが語られている。

「私の青春時代の科学との対話にはカール・セーガンが重要な存在だったが、シカゴ大学の「カレッジ」がはたした役割はもっと決定的だった。私が受けた科学教育の第一段階は、「自然科学2」という一年間の課程だった」。著者リン・マーギュリスは、このように記して、チャールズ・ダーウィン、グレゴール・メンデル、ハンス・シュペーマン、アウグスト・ヴァイスマンといった「偉大な科学者」の著作や、ネオ・ダーウィニストたちの著作を読んだこと、また、集団遺伝学や発生学などの概念について考えるようになったこと、を述べていく。「私たちは、科学を通して、重要な哲学的問いに取り組む方法を教わった」。著者リン・マーギュリスを夢中にさせた「遺伝という深遠な問題」は、いまも著者を駆りたてているという。このように述べたあと、上記の言葉を記している。

共生生命体の30億年
著 者:
リン・マーギュリス
出版社:
草思社
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初投稿日:2017年02月17日最終加筆:2017年09月25日

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