量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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生物と無生物のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
講談社
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進化しすぎた脳
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
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重力とは何か
著 者:
大栗博司
出版社:
幻冬舎
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ブラックホール
著 者:
マーシャ・バトゥーシャク
出版社:
地人書館
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インフレーション宇宙論ーービッグバンの前に何が起こったのか

書籍情報

【ブルーバックス】
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著 者:
佐藤勝彦
出版社:
講談社
出版年:
2010年9月

インフレーション理論の創始者の一人である佐藤勝彦が、インフレーション理論を中心に宇宙論を解説

現在、広く受け入れられているビッグバン理論。この理論は「現実の観測によって傍証が示され」ている。しかし、「ビッグバン理論だけでは宇宙創生について十分に説明しきれない」という。「実はこの理論には、原理的に困難な問題がいくつかある」そうだ。たとえば、宇宙は「火の玉」から始まったとされるが、なぜ「火の玉」からはじまったのかをビッグバン理論は説明していない。このような問題に答えるのが、著者らが提唱したインフレーション理論。

現在では、「インフレーション理論の改良モデルが数えきれないほど提案されて」いるが、本書では、この理論の創始者自らが「元祖インフレーション理論」を解説している。

また、インフレーション理論だけでなく、現代の宇宙論の概説もある。本書の内容をざっと見てみると、まず、「インフレーション理論以前の宇宙像」の紹介がなされる。ここでは、ハーシェル、アインシュタイン、ハッブル、フリードマン、ルメートル、ガモフらの話題がある。そしてメインとなるインフレーション理論にまつわる解説があり、「無からの宇宙創成」、「インフレーションの証拠を見つけたCOBE」などの話題が続く。他に、ダークマター、ダークエネルギー、膜宇宙論、マルチバース、人間原理などをとりあげている。

この本は、「宇宙の誕生と未来」と題した一般向け講座の内容をベースにつくられており、語り口調の読みやすい本となっている。

ひとこと

難しいインフレーション理論を、一般向けにできるだけやさしく解説している。この理論をなるべく平易に説明してほしいと望む方の入門書としては良いかもしれない。しかし、インフレーション理論の創始者が著者であり、書名もズバリ「インフレーション宇宙論」とつけたのだから、この理論にもっと頁を割いて思う存分語ってもらいたかった。一般向け講座の内容がベースとなっているので仕方がないとは思うけれど。

初投稿日:2015年02月09日

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