進化の意外な順序
著 者:
アントニオ・ダマシオ
出版社:
白揚社
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盲目の時計職人
著 者:
リチャード・ドーキンス
出版社:
早川書房
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ミラーニューロンの発見
著 者:
マルコ・イアコボーニ
出版社:
早川書房
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芸術と科学のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
木楽舎
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単純な脳、複雑な「私」
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
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これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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2025年6月に当サイトに追加した書評

2025年6月に追加した書評をまとめてお知らせします。

『磁力と重力の発見』(山本義隆)
各時代を代表する人物たちの自然観や磁力・重力理解を、原典にあたりながら、その時代背景や経歴を交えて描き出す。近代自然科学の成立にとってのキー概念は、物理学にかぎるならば、「力」とりわけ「万有引力」であるとして、力概念の形成と発展をたどる。全3巻(「1 古代・中世」「2 ルネサンス」「3 近代の始まり」)。

『すごい科学論文』(池谷裕二)
脳研究者による、〝脳・医学・生物学、およびAI〟をテーマにしたエッセイ集。3ページほどのエッセイが、75篇収録されている。著者が日課として目を通している最新の科学論文を「独自の解釈」を交えて紹介する、というスタイルで書かれている。

『睡眠と覚醒をあやつる脳のメカニズム 快眠のためのヒント20』(櫻井武)
睡眠と覚醒を切り替える脳内メカニズムなど、睡眠科学の教養を得ることができる。著者・櫻井武は、オレキシンの発見者として知られており、オレキシンについての知見を得られるところも本書の特徴のひとつ。また、著者の研究グループは、冬眠様状態にみちびく「Qニューロン」を発見しており、この話題も登場する。

追加した書評は、以上3冊です。

『磁力と重力の発見』は、名著として知られています。古代から近代までのヨーロッパの「自然思想史」を読むような面白さがありました。後ほど、おすすめレビューを書く予定です。

『すごい科学論文』は、「週刊新潮」の連載エッセイ(2023年6月15日号〜2024年12月12日号)を、加筆修正・再構成してまとめたものです。著者の池谷裕二は、以前、「週刊朝日」にて同様のエッセイを連載していました。「週刊朝日」の休刊にともない、舞台を「週刊新潮」に移して連載しています。

『睡眠と覚醒をあやつる脳のメカニズム』は、「快眠のためのヒント」もあるけれど、睡眠科学の知識を伝えるほうにフォーカスしている本です。櫻井武の本で睡眠科学の教養を得るなら、2025年6月時点では、本書が最適です。

初投稿日:2025年07月04日

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