科学本のなかの言葉–19–(福岡伸一の言葉)

「すべての移ろいは一回限りのものとしてある。二度と同じことは戻らない。年をとるとそんな自明のことがわかるときが来る。だからこそ、すべての移ろいが無限に繰り返されるものだとただただ漠然と信じ、無為に生きていた自分の無知さと無垢さが悲しいのだ。つまり切なさというのは有限性の気づきである。」

――福岡伸一

上記の言葉が記されているのは、『生命と記憶のパラドクス 福岡ハカセ、66の小さな発見』。この本は、「週刊文春」の連載エッセイをまとめたもの。話題は、生物学にとどまらず、小泉今日子、村上春樹、フェルメール、マリス博士とヒラリーなど多彩だ。各章は、「記憶」「旅」「進化」「IT」「読書」「芸術」という括りでまとめられている。

上記の福岡伸一の言葉は、『「懐かしさ」と「切なさ」』というエッセイにある。このエッセイは、山崎まさよしのコンサートに出かけていく話から展開されていく。

初投稿日:2017年01月22日
最終加筆:2017年08月19日

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