〝この宇宙は人間にとってあまりにもうまくできている〟という意味を知りたい方におすすめの本

宇宙を支配する6つの数

著者:マーティン・リース

2001年に出版された本なので、知らない人も多いかもしれない。情報が古そうだという理由で敬遠する人もいそうだ。しかし本書には、類書とは明らかに異なる魅力があると思う。その魅力は、著者が「宇宙を作るレシピ」と表現する「6つの数」を切り口にして、宇宙の進化を描き出しているところだ。

この本は、6つの数「N」「ε」「Ω」「λ」「Q」「D」をとりあげ、これらが今の値と異なると宇宙の姿も異なり、そして私たちが存在できない宇宙になりうる、ということを論じている。この解説を読むと、「人間原理」の話でよくでてくる〝この宇宙は人間にとってあまりにもうまくできている〟の意味がよくわかる。(本書は「人間原理」を直接解説している本ではない)

はじめて宇宙の本を読むという方向きの本ではないと思うが、宇宙に興味のある方であれば、ぜひ読んでおきたい一冊ではないだろうか。著者の冷静な筆致も好印象。かなり前の本だがおすすめしたくなる本だ。

初投稿日:2015年06月12日

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