宇宙で最初の星はどうやって生まれたのか

書籍情報

【宝島社新書】
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著 者:
吉田直紀
出版社:
宝島社
出版年:
2011年10月
定 価:
本体667円+税

コンピュータ・シミュレーションによる「ファーストスター」研究について解説するほか、宇宙の話題を広くとりあげる

著者は、コンピュータ・シミュレーションによって、ファーストスターの誕生を再現した。本書は、このシミュレーションの手法がどのようなものか、ファーストスターはどのように誕生したのかを中心に、広く宇宙の話題を解説する。第1章と第2章で、宇宙の歴史と天文学5000年の歩みを述べ、最終章では宇宙の謎と不思議にQ&A形式で答えている。

ファーストスターは、いつどのように誕生したのか

ファーストスターは、宇宙の始まりから1〜5億年の間に誕生したという。この時期、宇宙のあちこちでポツポツとほぼ同時多発的に星たちが誕生したと推察されており、これらの星たちを総称してファーストスターと呼ぶそうだ。ファーストスターは、一つの星を指すというわけではないようだ。

ファーストスターをつくる材料となったのは、水素とヘリウムとダークマター(暗黒物質)だという。これらの材料をもとにファーストスターはどのように生まれ、どのような最後を迎えるのかが解説されている。

「理論の望遠鏡」ともいえる「コンピュータ・シミュレーション」について解説

理論天文学にとっての「コンピュータ・シミュレーション」は、観測天文学にとっての望遠鏡のようなものであり、「理論の望遠鏡」ともいえるそうだ。著者が行っていたファーストスター誕生のシミュレーションの手法は「宇宙論的N体シミュレーション」という。著者はこれを「広がる宇宙のつぶつぶたくさんシミュレーション」とやさしく言い換える。この手法のおおまかな中身や、ファーストスター研究のエピソード、著者の今後の研究テーマなどが述べられている。

ひとこと

ファーストスターやコンピュータ・シミュレーションのことだけでなく、著者の研究に対しての考えなども書かれている。

初投稿日:2014年09月28日

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