村山さん、宇宙はどこまでわかったんですか? ——ビッグバンからヒッグス粒子へ

書籍情報

【朝日新書】
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著 者:
村山斉/高橋真理子
出版社:
朝日新聞出版
出版年:
2013年4月
定 価:
本体780円+税

『宇宙は何でできているのか』で話題になった村山斉の対話形式本

村山斉と対話をするのは、朝日新聞編集委員の高橋真理子(東大物理学科卒)。高橋は聞き手としての進行役のほか、村山の使用した用語や関連する話題を、読者に向けて補足解説する役割も担っている。ときどき聞き手である高橋のエピソードも披露される。話題は、ヒッグス粒子、誤報だった超光速ニュートリノ、小澤の不等式、暗黒物質と暗黒エネルギー、ホーキングの「虚時間」など。

発見されたヒッグス粒子は「のっぺらぼう族」の最初のひとり!?

2012年7月、2013年3月のセルンの発表で話題になったヒッグス粒子。このヒッグス粒子にまつわる話が、本書の約3分の1を占める。「ヒッグス粒子」と「ヒッグス場」の違いや、ヒッグス粒子の「スピンが0」という特徴などが解説される。この「スピンが0」という特徴を、村山は「のっぺらぼう」と形容して説明する。今回発見されたヒッグス粒子は、「のっぺらぼう族」の最初のひとりが現れたのかもしれないという。

「宇宙はまだ4%しかわかっていない」の4%はどう導かれたのか

今の宇宙研究によれば、原子は宇宙の約4%しかないそうだ。残りは未知の暗黒物質と暗黒エネルギー。これらの見えないものが、なぜあるとわかるのか。それぞれの量はどのようにして求められるのか。星が原子でできているとなぜわかるのかから説明をはじめ、宇宙を知る手法が解説されていく。そして約4%がどのように導かれたかを明らかにする。

(4%という数字は本書内容に基づく)

ひとこと

聞き手(高橋)は、読者に向かって補足解説をするので、聞き手の発言には村山斉に向けたものと、読者に向けたものがある。著者二人の純粋な対話というより、そういう構成の本だと思って読みはじめるとよいと思う。

初投稿日:2014年09月12日

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