量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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生物と無生物のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
講談社
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進化しすぎた脳
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
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重力とは何か
著 者:
大栗博司
出版社:
幻冬舎
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ブラックホール
著 者:
マーシャ・バトゥーシャク
出版社:
地人書館
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宇宙の果てはどうなっているのか?ーー謎の古代天体「ヒミコ」に挑む

書籍情報

【単行本】
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著 者:
大内正己
出版社:
宝島社
出版年:
2014年9月

天文学者の世界が垣間見えるおもしろいエピソードを織り込み、「謎の古代天体ヒミコ」の発見経緯を語り、その正体を考察する

本書の魅力は大きく2つに分けられるのではないだろうか。1つは、「謎の古代天体ヒミコ」の魅力。日本古代の邪馬台国の女王「卑弥呼」の名がつけられた天体は、「星とガスによって構成されている銀河で、くじら座の方角、おおよそ130億光年先にあり、質量は太陽の数百億倍、大きさにして直径5万5000光年という巨大なもの」だそうだ。

「130億光年先の距離に見える天体ということは、130億年過去の天体ということを意味」するのだが、「この銀河は同時代のものに比べて、10倍以上の大きさがあり、明るさも10倍もあった」そうだ。「古代の宇宙にこれほど巨大でまぶしい銀河は、いまのところこれひとつしか見つかってい」ないという。

本書では、このヒミコ(Himiko)の発見や命名のエピソードをまじえながら、ヒミコの正体を考察している。この天体からは(本書執筆時点までの観測では)「重元素が検出されなかった」そうで、「ファースト・ギャラクシーに近い銀河である可能性」もあるという。再度、アルマ望遠鏡で「感度を前回の数倍に高めた観測」が行われるそうだ。

本書の魅力の2つめは、観測天文学者の仕事風景が伝わってくるところ。ヒミコにまつわるエピソード以外にも、著者が学部の4年生のときの「冷や汗をかいた、わたしの観測初体験」など、さまざまなエピソードが披露されている。もちろん観測に用いる望遠鏡の解説もあり、観測天文学者の世界が目に浮かぶように描写されている。

第1章と第2章では、「宇宙の歴史」と「天文学の歴史」が紹介されている。タイトルの「宇宙の果て」は、「昔の宇宙」という意味で用いられている。

ひとこと

私が感じる「ヒミコ」の魅力は、重元素が検出されず、「ファースト・ギャラクシーに近い銀河である可能性」があるというところ。この話題に興味のある方は、ファースト・スター関連の本も楽しめるかも。

初投稿日:2015年01月19日

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