免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか
著 者:
坂口志文/塚﨑朝子
出版社:
講談社
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新しい免疫入門
著 者:
審良静男/黒崎知博
出版社:
講談社
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幸福感に関する生物学的随想
著 者:
本庶佑
出版社:
祥伝社
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免疫の意味論
著 者:
多田富雄
出版社:
青土社
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遺伝子が語る免疫学夜話
著 者:
橋本求
出版社:
晶文社
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美しき免疫の力
著 者:
ダニエル・M・デイヴィス
出版社:
NHK出版
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万有引力の法則を〝読書で学び直したい〟方におすすめの本

重力のからくり
著 者:
山田克哉
出版社:
講談社
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本書の第2章まで(80ページ)で、ニュートンによる運動の法則と万有引力の法則を学ぶことができる。この80ページを、かつてニュートン力学でつまずき、読書によって(教科書を読むのではなく)学び直したい方におすすめしたい。

「質量」と「重さ」の違い、「質量」とは何か、「慣性」とは何か、「力」とは何か、「単位」とは何か、「ベクトル」とは何か、など、著者の「はじめに」の言葉を用いれば、「一歩一歩ステップを刻みながら」解説している。

数式や図を〝見ながら〟言葉による解説を読んでいくスタイルの本なので、教科書を読まずに学び直すには最適だと思う。数式や図を示されると読むのはちょっと面倒かもしれないが、そのかわりに、きちんと学び直しできるというメリットがある。

「一歩一歩ステップを刻みながら」という著者の言葉は本当で、とても丁寧に説明されている。読者にきちんと理解してもらおうと思っているからこそ、ここまで丁寧に書けるのではないだろうか。その伝えようとする本気さが、著者・山田克哉の「からくりシリーズ」の人気の理由だろうと、私は読みながらそんなことも考えた。

この本自体は約260ページなので、第2章までで3分の1程度。残りは、アインシュタインの重力理論である「一般相対性理論」のエッセンスと、量子力学の基礎的なことを説明し、副題の『相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか』ということを論じている。

ニュートンによる運動の法則と万有引力の法則を〝学び直せる〟と言えるレベルで、丁寧にきちんと説明している一般書に興味があるなら、手に取ってみてはどうだろうか。きっと良い学びになるはず。

初投稿日:2025年01月23日

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