免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか
著 者:
坂口志文/塚﨑朝子
出版社:
講談社
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新しい免疫入門
著 者:
審良静男/黒崎知博
出版社:
講談社
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幸福感に関する生物学的随想
著 者:
本庶佑
出版社:
祥伝社
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免疫の意味論
著 者:
多田富雄
出版社:
青土社
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遺伝子が語る免疫学夜話
著 者:
橋本求
出版社:
晶文社
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美しき免疫の力
著 者:
ダニエル・M・デイヴィス
出版社:
NHK出版
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〝エントロピーと熱力学の第二法則を統計力学的に解説した一般書〟をお探しの方におすすめの本

新装版 マックスウェルの悪魔
著 者:
都筑卓司
出版社:
講談社
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「新装版」は2002年、初版は1970年に出版されており、50年以上読まれ続けているロングセラー。このような時の洗礼に耐え、内容的にも丁寧に丁寧に解説されている本は、名著と呼びたい。

本書では、エントロピーと熱力学の第二法則を中心に、熱力学・統計力学について述べている。著者の専門は統計力学であり、おもに統計力学的に説明している。

とくに、エネルギー、エントロピー、温度の関係について、読者が理解しやすいような構成で丁寧に解説しているところに好印象をもった。

〝丁寧に解説〟という表現を連発しているが、それが本書に対する私の印象だ。

書評ページのほうにも引用したが、「記述はできるだけかみくだき、初めての人にも不明の点のないよう心がけたつもりである。」と著者は述べている。実際そのとおりで、統計力学の基本的な考え方を、一般向けに、初心者に、やさしく、わかりやすく解説している。

もちろん、やさしく感じるか、わかりやすく感じるかは、どんな本でもどんなジャンルでも読者次第だろう。おそらく、文系を自認する読者なら、難しいと感じるところがいくつもあるに違いない。それでも本書が、やさしく、わかりやすく解説している本であることは間違いない。半世紀以上読まれ続けているのも、それが理由ではないかと私は思った。

プロローグは、「マックスウェルの悪魔」をテーマにした〝物語〟であり、このような導入部は好みが分かれるところかもしれないが、とてもユニークだ。物語をとおして、書名にもなっている「マックスウェルの悪魔」とはどのようなものかを伝えている。

エントロピーと熱力学の第二法則を統計力学的に解説した一般書をお探しの方に、なかでも、〝エネルギー、エントロピー、温度の関係がよくわからない〟と思っている文系読者におすすめしたい。

内容については、書評ページを。

初投稿日:2025年11月30日

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