2025年8月に当サイトに追加したレビューと読んだ科学本
2025年8月に追加したレビューをお知らせします。
テーマ案内に重力の本、どれを読む?身近で不思議な力「重力」というレビューを追加しました。
重力を不思議だと思ったことがない方であれば、重力をテーマにした読書によって、きっと多くの気づきがもたらされるのではないでしょうか。
上記レビューでもご紹介しましたが、重力にはさまざまな不思議があり、いま重力研究は「第三の黄金時代」を迎えようとしているといいます。そのことを私に教えてくれた好著であり、当サイトのおすすめ本のひとつ『重力とは何か』からの引用をここにも記しておきます。
「万有引力の法則と相対論は、いずれも重力の働きに関する画期的な発見でした。そして現在、重力研究はニュートンとアインシュタインの時代に次ぐ、「第三の黄金時代」を迎えようとしています。」(『重力とは何か』/大栗博司/幻冬舎)
『重力とは何か』は、物理学の本(ポピュラーサイエンス)のなかで、ぜひ読んでおきたい好評を博した書籍です。発売された頃、大きな書店だけでなく街のちいさめの書店においても、『宇宙は何でできているのか』(村山斉)とともに目立つところに平積みされていたことを覚えています。(どちらも幻冬舎新書)。
8月に追加した書評はありません。
熱力学をテーマに読書しようと思っていて、ブルーバックスの『エントロピーをめぐる冒険 初心者のための統計熱力学』(鈴木炎/講談社)を読みましたが、まだ書評は書いていません。この本は、「エントロピーや熱力学についてもっと詳しく知りたいという理系の高校生」(同書)をおもな読者に想定しています。私のような文系読者も楽しめるように、登場する科学者の物語を交えながらの説明ですが、私にとっての入門書という感じではありませんでした。やはり理系の高校生を対象にした解説という印象です。
8月は書評を追加できませんでしたが、9月はもうすこし更新する予定です。