免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか
著 者:
坂口志文/塚﨑朝子
出版社:
講談社
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新しい免疫入門
著 者:
審良静男/黒崎知博
出版社:
講談社
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幸福感に関する生物学的随想
著 者:
本庶佑
出版社:
祥伝社
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免疫の意味論
著 者:
多田富雄
出版社:
青土社
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遺伝子が語る免疫学夜話
著 者:
橋本求
出版社:
晶文社
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美しき免疫の力
著 者:
ダニエル・M・デイヴィス
出版社:
NHK出版
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分子生物学の手法や研究者の思考に興味がある方におすすめの本

ミトコンドリア・ミステリー
著 者:
林純一
出版社:
講談社
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書名の「ミステリー」という言葉は、本書の特徴をうまく表している。〝容疑者〟は「ミトコンドリアDNA」。癌や老化の原因がミトコンドリアDNAの突然変異にあるとする説は本当なのか? ミトコンドリアDNAは、有罪なのか冤罪なのか。その判定を下すためにははっきりとした〝証拠〟が必要だ。この〝証拠〟を手にするためには、どのような実験を行えばよいのか。研究者の思考と分子生物学の手法がたっぷりと語られる。それが本書の魅力だ。

著者の素顔が垣間見えるところも読みどころのひとつ。研究者として実験結果を信じて、学界の主流となっている仮説に強い心をもって立ち向かい、またその分野の第一人者と論争を繰り広げる。科学者を志す方にとっても一読の価値がある本ではないだろうか。

本書は、第4章からとくにおもしろくなる。実験の詳細を語られるのが苦手でなければ、おすすめの一冊。

初投稿日:2015年06月27日

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