量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
書影リンク先Amazon
デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
書影リンク先Amazon
生物と無生物のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
講談社
書影リンク先Amazon
進化しすぎた脳
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
書影リンク先Amazon
重力とは何か
著 者:
大栗博司
出版社:
幻冬舎
書影リンク先Amazon
ブラックホール
著 者:
マーシャ・バトゥーシャク
出版社:
地人書館
書影リンク先Amazon

生命の逆襲

書籍情報

【単行本】
No image
著 者:
福岡伸一
出版社:
朝日新聞出版
出版年:
2013年4月

人気を博する福岡伸一による、気軽に読める生物学コラム

本書は、週刊誌「AERA」での福岡伸一の連載コラムをまとめ、再編集したもの。週刊誌の連載らしい、人に話せるような「トリビア的」なものを含む55の生物学コラムがある。福岡伸一の本のなかには、「動的平衡」という生命観をメインテーマとする本も多いが、本書はそうではない。動的平衡という言葉はほとんど登場しない。

「生命の逆襲」という書名は、全体的な内容とは関係していない。コラムのなかに「生命は逆襲のチャンスを待っている」というタイトルのものがあり、それを書名にしたというところだろうか。そしてこのコラムがとても興味深い。「人間だけに心の働きがある」という考えに疑問を呈する内容だ。巨大爬虫類コモドオオトカゲ(またの名をコモドドラゴン)が、それよりも巨大な水牛をどうやって倒すかという話なのだが、コモドオオトカゲは「待つ」という「高等な心の作用」を働かせているように見えるのだ。ただ待つだけでなく、「時限爆弾を仕掛けた上で、その結果起きるであろうことを期待して待っている」のだという。このコラムよりひとつ前の「キアゲハの幼虫の身に何が起きたのか」というコラムにも、鳥たちが「待つことができる」という著者の考えを示すエピソードが紹介されている。

他にも、蝶、ホタル、カマキリ、カタツムリ、ウーパールーパー(本名はアホロートル)、象、羊、カワウソ、蚊など、さまざまな生き物たちの話が登場する。たとえば、「カマキリというシュールな存在」では、現代美術家の池田学の話題からはじまり、カマキリの外見、伝説や謎、そして「ハリガネムシのパラドクス」と話を展開していく。

身近な肝臓の話題もある。「肝臓は飲んだあとに「締め」を欲する」「肝臓は臓器の中の家父長である」「レバ刺しのレバー色の正体」といったコラムがある。

「寿命を制御する遺伝子」として話題になった「サーチュイン遺伝子」の「狂騒」にまつわるコラムもある。福岡伸一のエッセイではおなじみの画家「フェルメール」の話題もあり。

ひとこと

ひとつのコラムあたり4ページ。

初投稿日:2015年03月21日

おすすめ本

著者案内

davidlindenイメージdavideaglemanイメージ著者案内「井ノ口馨」メイン画像著者案内「櫻井武」メイン画像著者案内「多田将」メイン画像著者案内「リチャード・ドーキンス」画像著者案内「福岡伸一」メイン画像「傳田光洋」メイン画像「マイケル・S.ガザニガ」メイン画像「アントニオ・R・ダマシオ」メイン画像「池谷裕二」メイン画像lisarandall-main-imgjoseph ledoux著者案内イメージV.S.ラマチャンドランの本、どれを読むメイン画像著者案内「村山斉」画像著者案内「大栗博司」画像

テーマ案内