量子革命
著 者:
マンジット・クマール
出版社:
新潮社
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デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
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生物と無生物のあいだ
著 者:
福岡伸一
出版社:
講談社
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進化しすぎた脳
著 者:
池谷裕二
出版社:
講談社
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重力とは何か
著 者:
大栗博司
出版社:
幻冬舎
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ブラックホール
著 者:
マーシャ・バトゥーシャク
出版社:
地人書館
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科学本の言葉–7–(ウィリアム・ジェームズの言葉)

「理性そのものは、いかなる衝動も抑制できない。衝動を打ち消せるものは、正反対の衝動だけだ。しかし、理性は推論をおこない、それが想像力をかきたて、正反対の衝動を解き放つことがある。それゆえ、最も理性の豊かな動物は、本能的衝動も一番豊かではあっても、本能だけの動物と違って宿命的な自動機械には見えない。」――ウィリアム・ジェームズ

マット・リドレー(著)
中村桂子/斉藤隆央(訳)

上記の言葉が記されているのは、『やわらかな遺伝子』(ハヤカワ文庫NF)

『やわらかな遺伝子』(ハヤカワ文庫NF)のページをめくっていくと1枚の写真がある。「1903年4月1日、ビアリッツ」。そこには12人の男たちが並んでいる。「人間の本性について、二〇世紀に広く認められた主要な理論を組み上げた人々である」という。じつは、この写真は「架空の写真」で、「彼らの大半はお互いに顔を合わせたこともない」そうだ。それどころか、この日付の時点では、すでに亡くなっているもの、少年だったもの、赤ん坊だったもの、も混じっている。

著者マット・リドレーのこのユーモアのもとは、1927年のソルヴェイ会議に集まった物理学者たち――アインシュタインやボーアなどの天才物理学者たち――の有名な写真だ。その写真と同様に、「私の想像した写真も、科学がたくさんの新しいアイデアを生み出していた爛熟の瞬間を捉えている」という。

マット・リドレーは、この12人の男たちを柱にして『やわらかな遺伝子』を組み立てた。その12人の男たちのうちの一人が、ウィリアム・ジェームズだ。プロローグで、こう紹介されている。「彼は本能の重要性を訴え、ヒトの本能的衝動はほかの動物より少なくはなく、むしろ多いと主張した」

もちろん、他の11人も紹介されている。

原著は、「Nature via Nurture」(「生まれは育ちを通して」)

人間の本性とは何か。長年にわたる「生まれか育ちか」論争に対して、「生まれは育ちを通して」と主張している本だ。

やわらかな遺伝子
著 者:
マット・リドレー
出版社:
早川書房
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初投稿日:2016年06月09日最終加筆:2017年09月05日

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