2024年3月に当サイトに追加した書評
2024年3月に追加した書評をご紹介します。
『生命科学の未来 がん免疫治療と獲得免疫』(本庶佑)
著者の本庶佑は、2018年ノーベル生理学・医学賞を受賞。本書は、「ノーベル生理学・医学賞受賞にあたって」(序)、本庶佑による2016年の第32回京都賞記念講演および2007年の第11回盛和スカラーズソサエティ総会講演、2014年の静岡県知事・川勝平太との対談を収録している。
『遺伝子が語る免疫学夜話 自己を攻撃する体はなぜ生まれたか?』(橋本求)
著者は自己免疫疾患を専門とする医師。本書は、自己免疫疾患やアレルギーがなぜ起きるようになったのか、遺伝学やバイオインフォーマティクスの知識を使って迫っていく。
以上、2冊です。
ほかに、免疫の一般向け入門書としておすすめの本、免疫にまつわる面白い読み物をお探しの方におすすめの本、というレビューを追加しました。ここしばらく免疫をテーマにした本を読んできましたが、その中でおすすめしたい本をご紹介しています。
免疫学の本は一般書でも専門用語がいろいろ出てきたり、ややこしかったりして読むのがつらそうと思っている人もいるかもしれませんが、上述した『遺伝子が語る免疫学夜話』は、「夜話」とあるように、優れた語り手のお話を聞くように気楽に読み進めることができる一冊です。
4月も免疫に関する本を読む予定ですが、異なるジャンル、久しぶりに物理学のポピュラーサイエンスの本も読もうかと思っています。
初投稿日:2024年04月05日