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テーマ案内
書評一覧
わたしの すきな もの
『婦人之友』で連載された気楽に読めるエッセイをまとめたもの。
宇宙はなぜブラックホールを造ったのか
ブラックホールの有名な話題を概観した一冊。最終章の「銀河の合体」にまつわる解説が読みどころ。
スタンフォード式最高の睡眠
スタンフォード大学医学部教授、SCNラボ所長の西野精治が、睡眠の基礎知識などを交えつつ、睡眠の質を高めるためのメソッドを紹介している。
色のない島へ
「先天性全色盲」および「リティコ – ボディグ」をメインテーマとした、読ませる「ミクロネシア探訪記」
生きているのはなぜだろう。
著者(作)である脳研究者の池谷裕二が、イリヤ・プリゴジンの非平衡熱力学理論を、著者なりに「噛み砕いて」、絵本という形式で物語にしたもの。
電波でみた宇宙
1972年に出版された本書は、電波天文学の急速な発展によってどのような宇宙の姿が浮かび上がってきたのかを、スペクトルのグラフを示しながら解説している。
かに星雲の話
全六話からなる「かに星雲の話」。「専門を異にする」6人の著者が、かに星雲について論じている。最後に、「今後の課題をめぐって」と題した、著者らの議論が収録されている。
できない脳ほど自信過剰
「週刊朝日」の連載エッセイ「パテカトルの万脳薬」をまとめたもの(第二弾)。気楽に読めて、さまざまな脳科学の知見に触れることができるエッセイ集。
利己的細胞
細菌や遺伝子や真核細胞にまつわる多彩な知見が得られる本。また、リチャード・ドーキンスの『利己的遺伝子』に対する反論を試みている。
脳はみんな病んでいる
脳研究者・池谷裕二と作家・中村うさぎの対談。自閉スペクトラム症、幻覚と夢と現実について、認知症、ゲノム編集技術、人工知能、共感など、多彩な話題がある。本書では、「正常とは何か」ということについても語っている。
進化の意外な順序
本書では、私たちの心、感情、意識がいかにして進化してきたかを見ていき、そして感情やホメオスタシスの観点から、文化について、現代社会とその未来について、人間の本性について論じている。
ナチュラリスト
ドリトル先生の物語(児童文学)の世界観を紹介し、「ドリトル先生のイギリス」を訪ねる「ナチュラリストとしての旅路」を語り、その物語を題材に福岡生命論を展開する。
「こころ」はいかにして生まれるのか
こころ、情動、感情、こうしたことについて考えるための、さまざまな脳科学の知見を得ることができる。
ブラックホールを飼いならす!
「宇宙アクリーション天体」とは何かから説き起こし、降着円盤、宇宙ジェットを解説。他に、重力レンズについて、ブラックホールの誕生、成長過程、蒸発について、カー・ブラックホール、ワームホール、などの話題がある。
天文学者に素朴な疑問をぶつけたら宇宙科学の最先端までわかったはなし
恒星、銀河、惑星、系外惑星、地球外生命など、天文学の話題を広く浅く取り上げた本。
ブラックホールは怖くない?
本書の読みどころは、ブラックホールのまわりにおける「物体の運動」及び「光線の振る舞い」について解説したところ。
14歳からの天文学
中学2~3年生を読者対象とした天文学の入門書。SFの話題、著者自身のエピソードなどを交えながら解説している。
ベテルギウスの超新星爆発
超新星爆発の話題を中心に、さまざまな天文学の話題を紹介している。
星が「死ぬ」とはどういうことか
「超新星爆発(超新星)」の入門書的な一冊。超新星爆発の研究の歴史や最前線の話題を交えながら、超新星爆発を解説している。
ブラックホールをのぞいてみたら
「とにかくやさしいブラックホールの本を」という依頼のもとに書かれた、ブラックホールのやさしい入門書。
ツチハンミョウのギャンブル
「週刊文春」の連載コラムをまとめたもの。一人称「福岡ハカセ」で綴るシリーズの第五弾。福岡伸一らしい読ませるエッセイが多数収録されている。
触れることの科学
読み物として楽しみながら、触覚に関する多彩な知見を得ることができる本。
パパは脳研究者
脳研究者・池谷裕二の育児エッセイ、かつ、さまざまな知見を紹介する脳科学エッセイ。
快感回路
快感回路(報酬系)の観点から、薬物依存、食欲、性行動、ギャンブル依存、瞑想や慈善行為などを見ていく。専門的な解説と読み物としてのおもしろさを兼ね備えた読み応えのある本。
つぎはぎだらけの脳と心
文庫版の書名は『脳はいいかげんにできている その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ』。脳科学の基礎知識を読者に伝授し、その後で、「感覚と感情」「記憶と学習」「愛とセックス」「睡眠と夢」「宗教」といったテーマを論じていく。
ざんねんな脳
神経科学者であり、スタンダップ・コメディアンの顔も持つ著者が、ユーモアを交えて脳を語る。ひとつの章には4~5つのエッセイがある(全8章)
学ぶ脳
脳は、「ぼんやり」と休んでいるような状況(安静時)でも活発に活動しているという。この安静時の脳活動を踏まえつつ、「学び」を解説。「非認知的スキル」に焦点を当てて、学びを論じている。
カエルの声はなぜ青いのか?
神経科学にもとづいて共感覚を解説した本。「多感覚知覚」の観点を交えて、共感覚を論じている。本書の特徴の一つは、空間や進化的な観点から、共感覚を考察しているところ。
脳のなかの万華鏡
多種多様な共感覚の事例を網羅的に紹介し、共感覚の神経基盤を考察する。また、共感覚の観点から、メタファーや創造性について論じている。
あなたの脳のはなし
海外で好評だった「テレビシリーズ」の書籍版。脳の柔軟さと潜在力、無意識の広大さを照らし出す一冊。現実とは何か、私はどのようにして決断するのか、人間の社会性を脳回路の観点から見ていく、など、話題は豊富。図版も豊富。
重力で宇宙を見る
全10章からなる本書では、第6章までで「重力波」の主な話題を、第7章以降で「重力レンズ」の主な話題を知ることができる。著者の研究の歴史も垣間見える一冊。
重力波で見える宇宙のはじまり
宇宙論の主要な話題を見渡すことのできる本。とくに重力波の解説に力を注いでいる。
重力波 発見!
重力波研究に携わってきた日本人研究者たちに光をあてた一冊。
記憶と情動の脳科学
なぜ、情動をかきたてる経験の記憶は長く持続するのか? これが本書のメインテーマ。著者は「薬物やホルモンが記憶と脳に及ぼす影響の研究で著名な業績を挙げた脳科学の世界的権威」(著者紹介より)
福岡伸一、西田哲学を読む
「ピュシス」対「ロゴス」をメインテーマとした、池田善昭と福岡伸一の対話。書名のとおり、福岡伸一が、西田哲学を自身の生命論「動的平衡」に照らして読み解いている。
数学する身体
身体をキーワードにして、「数学とは何か」「数学とは何であり得るか」を探究する一冊。著者が光を当てたのは、「数学を通して「心」の解明へと向かった」数学者・岡潔。
動的平衡3
著者・福岡伸一のおもな主張が盛り込まれているエッセイ集。
もの忘れの脳科学
認知神経心理学を専門とする著者が、「リーディングスパンテスト」というワーキングメモリを測るテストを用いた実験を中心に据えて、「ワーキングメモリ」について論じたもの。
目に見える世界は幻想か?
物理学の発展を辿った一冊。物理学について語ることから始めている。「物理学とは、常識に対する挑戦である」(本書より)
記憶をあやつる
脳科学の研究史を辿り、脳科学の基礎知識を伝授し、そして分子脳科学によって明らかにされてきた「記憶研究のフロンティア」を伝える一冊。
記憶をコントロールする
「脳科学、記憶研究」へ「若い俊才たち」を招待する一冊。
眠れなくなるほどおもしろい睡眠の話
イルカの睡眠をはじめ、さまざまな動物の眠りを概観した一冊。もちろん、ヒトの睡眠の話題もある。
記憶のしくみ
本書では、陳述記憶と非陳述記憶は異なる脳内システムに依存していることを論じている。また、短期記憶、長期記憶について、細胞レベルおよび分子レベルで詳細に解説している。
記憶力の脳科学
「脳指紋」にまつわる解説が読みどころ。「記憶法」「記憶術」といった〝ハウツー本〟的な内容も多め。
眠っているとき、脳では凄いことが起きている
脳科学用語を交えながら、「睡眠と記憶」の関係について真摯に解説した一冊。
眠る秘訣
古典の話題をちりばめながら、睡眠の本質的なこと基本的なことを概観する。
最新の睡眠科学が証明する必ず眠れるとっておきの秘訣!
睡眠と覚醒の脳内メカニズムなど、睡眠の多彩な話題を交えながら、眠るための「秘訣」を伝える。
タンパク質の一生
「生命活動の主役」タンパク質。その「一生」を描き出し、それを通して、生物の巧妙な仕組みを浮き彫りにした一冊。
タンパク質とからだ
タンパク質にまつわる基本的な解説から始めて、「プロテオミクス」を紹介した一冊。
睡眠障害のなぞを解く
本書は、「睡眠のしくみ」や「覚醒のしくみ」を司る脳の説明を少し交えながら、不眠症などの睡眠障害がなぜ起こるのか、また、その診断や治療はどのようになされるのかを解説したもの。「眠るスキル」を向上させるためのアドバイスもある。
生命の内と外
「閉じつつ、開いて」いる細胞膜に焦点をあて、生命の巧妙な仕組みを浮き彫りにした一冊。
火星の人類学者
「これからお話しするのは、思いがけない躓きを経験した生命体、そして人間の精神についての七つの物語である」(本書「はじめに」より)
ホーキング、ブラックホールを語る
本書は、2016年のBBCリース講義で、著者ホーキングが、2回にわたってブラックホールについて語った講義録。主な話題は、ホーキング放射によるブラックホールの蒸発と、ブラックホールのインフォメーション・パラドックス。
ホーキング、宇宙を語る
難しいけれど、読者の好奇心を掻き立てる、世界的ベストセラー。本書には、著者ホーキングが行なった「重力の量子論」の探究が記されている。
脳はなにげに不公平
「週刊朝日」の連載エッセイ「パテカトルの万脳薬」をまとめたもの。著者・池谷裕二らの論文を紹介したエッセイも登場する。
X線天文学
X線天文学のパイオニアである小田稔が、X線天文学の進展(1962年の幕開けから1975年まで)を解説したもの。X線天文学の歴史上の有名な天体が、どのように研究されてきたのかが記されている。
巨大ブラックホールの謎
「巨大ブラックホール」の存在を浮かび上がらせた観測的研究の歴史を辿り、「巨大ブラックホールの直接撮像」に挑むEHTプロジェクトを、その観測技術の解説を交えながら紹介する。
真理の探究
仏教学者の佐々木閑と理論物理学者の大栗博司の対話。できるかぎり正しく世界を見ること、これが対話の軸に据えられている。
意識はいつ生まれるのか
意識の測定方法を、統合情報理論の提唱者自身が「情熱を込めて」語った一冊。
「科学にすがるな!」
メインテーマは「死生観」。科学者の視点で「死」を語ってほしいという艸場よしみに、佐藤文隆は「第三の実在」などの言葉を用いて、「公共」という観点から(人間とは社会的動物であるという観点からとも言える)、「いかに生きるか」を語る。
ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>
本書は、原子の構造から始めて、「核兵器はどのような仕組みによって爆発が起きているのか」を「純粋に物理学の観点から解説」。原子炉の説明もある。
ニュートリノ
素粒子物理学の基本から始めて、「ニュートリノ振動」の解説へ。基本的な内容から難解なところへと、少しずつ階段を登っていく。喩えを駆使した解説。
宇宙のはじまり
巧みな喩えを駆使して、「宇宙のはじまり」を語る。読みどころは、「宇宙が出来てから1秒後」の話。
すごい実験
高校生に素粒子物理学(とくに加速器を使用したニュートリノ実験の最前線)を伝えた講義録。
すごい宇宙講義
〝聞かせる〟宇宙講義。笑いを交えたユニークな語り口のなかに、著者の科学への真剣さが垣間見える。この本は、類書とは明らかに異なる独特の雰囲気をもっている。
生命科学の静かなる革命
本書は、生命科学の発展に寄与したロックフェラー大学の科学者に光を当てる。ノーベル賞学者を含む5人の科学者との対談では、「生命とは何か」と問いかけている。
食欲の科学
「食欲」を制御する脳のしくみを、一般読者に向けて詳しく解説した本。
宇宙はこう考えられている
ヒッグス粒子の話題を軸にして、素粒子の「標準理論」の基本を概観し、それから、宇宙論の定番的な話題を紹介している。〝もっともやさしい〟入門書。
ドーキンス博士が教える「世界の秘密」
子供たちに、科学の魅力を伝える本。進化、元素、重力、星、虹、ビッグバン、地球外生命、プレートテクトニクス、寄生生物などの話題がある。
好奇心の赴くままに ドーキンス自伝Ⅰ
ドーキンス自伝の第1部。本書は、著者リチャード・ドーキンスの祖先の話から始めて、世界的ベストセラー『利己的な遺伝子』の出版までの「前半生」を綴ったもの。
進化の存在証明
「進化を支持する証拠」を提示した一冊。多彩な話題が盛り込まれている。
僕らは星のかけら
「原子の物語」と「星の物語」。本書は、星はどのようにして光り輝いているのか、あまたの元素はどのようにして誕生したのか、その探求を謎解き風の構成で語り尽くした一冊。
物理学を変えた二人の男
「電磁場」を主題に、ファラデーとマクスウェルの研究と人物像を丹念に描き出した一冊。
ブラックホール
専門書と一般書の中間くらいの本。数式を交えた解説だが、数式を飛ばして言葉による説明だけを読むこともできる。
ブラックホール戦争
本書は、ブラックホールとは何か、ブラックホールの蒸発とは何か、情報とは何か、エントロピーとは何かを丁寧に解説し、また、一般相対性理論、量子力学、ひも理論のエッセンスを述べ、「ブラックホールに吸い込まれる情報の運命に関する20年以上の知的戦争」を語り尽くした一冊。
重力波とは何か
著者自身のエピソードを盛り込みながら、〝観測〟の観点から重力波を紹介した本。
ブラックホールを見つけた男
本書は、スブラマニアン・チャンドラセカールの伝記物語であり、また、「星の進化」の研究史にその名を刻んだ科学者たちの群像劇でもある。
重力波とはなにか
本書は、重力波とは何かを詳しく解説し(一般向け解説の範囲)、重力波の初観測について丹念に述べ、重力波検出の成功によって幕開けした「重力波天文学」にどのようなことが期待されているのかを論じた一冊。
ブラックホール
「いまここに、ブラックホールの認知に向けた、失望や機知、爽快、そして時にはユーモアのある戦いの物語をお届けする。本書は、ブラックホールの解説書でもなければ、天文学の最新の発見や理論的発見を報じるものでもない。アイデアの歴史書である」(本書より)
ブラックホールを見る!
書名のとおり、「見る」という観点から、ブラックホールを解説している一冊。ブラックホールをどのようにして「見る」のだろうか?
祖先の物語
鮮やかな表現で進化を論じているリチャード・ドーキンスによる生命史。著者はこう記す。「本書は、現在から過去を目指す遠大な巡礼という形でつくられている。すべての道は生命の起源に通じている」
ブラックホールの科学
本書の半分がイラストという「絵本仕立て」。ブラックホールを中心とした、天文学の入門書的な一冊。
重力波は歌う
「本書は、重力波――音による宇宙史の記録、宇宙を描くサイレント映画を飾るサウンドトラック――の研究をつづった年代記であるとともに、実験を目指した果敢で壮大な艱難辛苦の営みへの賛辞、愚者の野心に捧げる敬意の証でもある」(本書より)
昆虫は最強の生物である
「節足動物」中心の生命史。カンブリア紀から新生代まで、節足動物を中心に見ていき、その時代において語るにふさわしい節足動物たちを紹介している。節足動物を賞賛する一冊。
意識と脳
「過去二〇年間、認知科学、神経生理学、脳画像研究は、意識の解明に向けて堅実な実験を重ねてきた。その結果、意識の研究はもはや思索の域を脱し、その焦点は実験方法の問題へと移行してきた」(本書「序」より)
生命のからくり
「生命のからくり」とは、どのようなものか。本書では、生命を「情報システム」と捉え、「情報の保存」と「情報の変革」を繰り返し、新たな有用情報を蓄積していくサイクル、と論じる。これは、いわゆる「ダーウィン進化」だという。
細胞の中の分子生物学
「京大理学部での講義の集大成」。本書のハイライトは、「小胞体ストレス応答」の解説。著者・森和俊は、小胞体ストレス応答の研究が「極めて高く評価され」、2014年にピーター・ウォルターとともに「アメリカのノーベル賞といわれるアルバート・ラスカー基礎医学研究賞」を受賞した。
ウイルスは生きている
ウイルス関連の基礎知識を得ることができ、また、進化の観点からウイルスを見つめ、生命とは何かを考えてみることができる一冊。
恐竜はホタルを見たか
「進化」の視点で、発光生物を論じた一冊。発光生物にまつわるさまざまな知見を紹介している。120ページ。
悪魔に仕える牧師
リチャード・ドーキンスの初のエッセイ集。ドーキンスの3つの顔があらわれている一冊。読み応えのあるエッセイを多数収録している。
もう牛を食べても安心か
書名からは、狂牛病(BSE)にまつわる本だとわかる。だが、本書の真のテーマは、生命とは何か。
生命と食
動的平衡論の観点から、「生命と食」について語ったコンパクトな一冊。62ページの小冊子。
プリオン説はほんとうか?
ノーベル賞を受賞したセオリーである「プリオン説」を、批判的に再検討した一冊。
コネクトーム
「遺伝子があなたのすべてではない。あなたはあなたのコネクトームなのだ」(本書より)
恐竜はなぜ鳥に進化したのか
大気中の酸素濃度は、地質年代とともに変化してきたという。この酸素濃度の変動の観点から、生物の進化を論じていく。また、恐竜の体制(ボディ・プラン)を詳述。
ロハスの思考
私は本書を、著者・福岡伸一の生命論、生物学エッセイとして読んだ。
虹の解体
この本で著者ドーキンスがしたいことは、「科学における好奇心(センス・オブ・ワンダー)を喚起すること」(本書より)
センス・オブ・ワンダーを探して
福岡伸一と阿川佐和子の対談。「センス・オブ・ワンダー」と「動的平衡」という観点から、私たちのあり方を見つめなおす。
生物はなぜ誕生したのか
原題は『A New History of Life』(新しい生命史)。この本は、生命の歴史を、新しい視点で語ることを試みている。その新しい視点の中心となるのが、「酸素」と「二酸化炭素」
延長された表現型
前著『利己的な遺伝子』の続編。本書について著者はこう述べる。「私は、その利己的遺伝子を生物個体という概念的監獄から解放してやるつもりなのだ」(本書「まえがき」より)
エッジエフェクト 界面作用
福岡伸一の対談集。対談相手は、つぎの6人。桐野夏生、柄谷行人、森村泰昌、小泉今日子、鈴木光司、梅原猛。
盲目の時計職人
生物という複雑なものがどのようにして存在するに至ったのかを論じる。
遺伝子の川
進化を「川」の比喩などをもちいて語り、また、「自己複製する存在」の誕生からはじまる生命の爆発が、宇宙へと進んでいくさまを描き出す。
見えない宇宙
「物理学と宇宙論について私が感じている驚きをこの本で伝えたい」(本書「まえがき」より)。本書は、ダークマターとダークエネルギーの謎の正体をめぐる科学的な探究を軸にして、ミクロの世界の物理学と宇宙論について語る。
宇宙のダークエネルギー
観測により、宇宙の膨張が〝加速〟していることが明らかになってきた。「これは、宇宙の中に、膨張を加速させる「未知の力」が働いていることを意味」するという。この未知なるものに「ダークエネルギー」という名がつけられた。本書は、2部構成の形で、「理論」と「観測」の両面からダークエネルギーを解説する。
暗黒物質とは何か
暗黒物質(ダークマター)とニュートリノをテーマにして、実験物理学の世界を描き出した一冊。
宇宙を創るダークマター
ダークマター(暗黒物質)について、より興味を深めるための一冊。ダークマターの検出実験について詳細に解説している。
数学の言葉で世界を見たら
幻冬舎ウェブサイトで連載していた数学コラムをまとめたもの。たくさんのエピソードを交えながら、娘に語りかけるように解説。
動的平衡ダイアローグ
「世界のありようを、動的平衡の視点から論じ合った記録」(本書「プロローグ」より)。対談したのは、つぎの8人。カズオ・イシグロ、平野啓一郎、佐藤勝彦、玄侑宗久、ジャレド・ダイアモンド、隈研吾、鶴岡真弓、千住博。
重力波とアインシュタイン
本書は、重力波研究の歴史を、科学者たちが交わした手紙や著者によるインタビューなどをもとに、詳細に描き出した力作。ほぼ専門書。
芸術と科学のあいだ
芸術をとおして「生命」を語るエッセイ集。
ブラックホール・膨張宇宙・重力波
書名の3つ、ブラックホール・膨張宇宙・重力波は、「一般相対性理論から導かれる物理現象であり、現在の研究者が真剣に取り組んでいる研究テーマ」だという。本書は、「一般相対性理論に関連する研究に携わって25年」になる著者が、上記の3つの概説を軸にして、一般相対性理論の100年を描き出したもの。
宇宙背景放射
2014年3月にはじまった「原始重力波発見騒動」の顛末を、現場の研究者ならではのエピソードを織り込みながら語り、また、「原始重力波」とは何か、「Bモード偏光」とは何かを解説する。
できそこないの男たち
「生命の基本仕様」はメスであり、その基本仕様を「カスタマイズ」したものがオスであり、「そこにはカスタマイズにつきものの不整合や不具合がある」
相対性理論入門
1978年に刊行され、2015年5月で第30刷のロングセラー。好評の〝数式なしの本格派〟入門書。
遺伝子はダメなあなたを愛してる
さまざまな生物が登場するエッセイ集。著者の生命観「動的平衡」や進化の視点をとりいれて綴ったエッセイが読みどころ。
特殊および一般相対性理論について[新装版]
アインシュタイン自身による「相対性理論」の一般向け解説書。
ルリボシカミキリの青
読ませるエッセイを多数収録。センス・オブ・ワンダーの瞬間を描く。少年時代や学生時代を叙情的に綴る。学び、教育を語るなど、多彩な話題がある。
「超」入門 微分積分
「紙と鉛筆はいりません。本書は、「読む」入門書です。リラックスした気持ちで読んでくださいね」(本書より)
「相対性理論」を楽しむ本
2015年4月で第70刷のロングセラー。相対性理論を〝言葉〟で知りたい方の入門書〝決定版〟
アインシュタイン 相対性理論
相対性理論を〝言葉で〟知りたい方の入門書。テレビ番組のテキストをベースにつくられている。
世界は分けてもわからない
部分と全体、境界、地図、動的平衡、そしてインクラビリ。これらの言葉によって、独立したいくつかの話題がみごとに収斂され、一冊の書物として著者の主張を浮かびあがらせる。著者は、ミステリー仕立ての物語を二つ用意した。
数学入門
本書の上巻が刊行されたのが、1959年。何度も増刷されてきた名著。
変わらないために変わり続ける
ロックフェラー大学(米国・ニューヨーク市)に留学中の体験を綴ったエッセイ集。
賢い皮膚
皮膚にまつわる身近な話題、バリア機能、表皮と脳との類似性など、さまざまなトピックを論じる。後半で、「今では忘れ去られている「生命場」という考え方」を紹介しながら、分子生物学に対する見解を述べる。
第三の脳
皮膚は「第三の脳だ」という「宣言」を経て、生命とは何かという論考へ。その論考の軸となるのは、「開放系の熱力学」。因果律に疑問を投げかける大胆な論考。
皮膚は考える
皮膚の「バリア機能」を解説し、また、皮膚と脳との類似性を示す。そして、皮膚科学の観点から東洋医学を考察。心を打つエピソードもあり。
驚きの皮膚
皮膚科学の見地から、人間社会に存在する「システム」について論じることを試みた一冊。また、皮膚の進化、皮膚の基本構造や「バリア機能」や「見えざる能力」、皮膚とこころの関係などを語り尽くす。芸術の話題も登場。
やわらかな遺伝子
人間の本性とは何か。長年にわたる「生まれか育ちか」論争に対して、「生まれは育ちを通して」と主張する。「遺伝子は、育ち(環境)からヒントをもらうようにできている」という。
エピジェネティクス入門
コンパクトにまとめられたエピジェネティクスの入門書。ページ数はわずか92ページ。
エピジェネティクス 操られる遺伝子
読み物としてのおもしろさに気を配りながら、エピジェネティクスのイメージをうまく伝えている、入門書的な一冊。
ネアンデルタール人は私たちと交配した
DNAから人類の歴史を明かすことを望み、古代のDNAを抽出し分析するという至難のわざに挑んだ研究者の物語。
エピゲノムと生命
遺伝学の基礎を概説するところからはじめて、「エピジェネティクスの世界」に読者を導く「硬派」な本。
エピジェネティクス
エピジェネティクスの分子基盤を概説したのちに、エピジェネティクスとさまざまな生命現象や病気との関係を見ていく。そして、エピジェネティクス研究の現状を、公平に、冷静に、考察する。
皮膚感覚と人間のこころ
皮膚科学の観点から、人のこころ・意識・自己について考察し、また、皮膚の構造や皮膚の防御機能などを解説する。
光とは何か
「光」のことをゼロから知るための入門書的な一冊。
風はなぜ吹くのか、どこからやってくるのか
風の吹くしくみを解説するなど、風にまつわる本だが、さまざまな古典物理学(数式なし)の知識も得られる。
元素周期表で世界はすべて読み解ける
医学的な視点に立ちながら、周期表を解説。伝えることの上手さが感じられる一冊。
ブラックホールと時空の歪み
「アインシュタインのとんでもない遺産」を探究する科学者たちの物語。
無の本
本書は、科学や宗教など、さまざまな側面から無を論じたもの。その中心は、物理的な真空が古代から現代までどのように考えられてきたのかを論じること。ゼロ(0)の話題もある。
はじめまして数学 リメイク
好評を博した『はじめまして数学』シリーズのリメイク。小学生のための「入門書」だが、学び直したい大人の「再入門書」としても好評。
地球の教科書
地球科学の基礎を見渡すことができる「教科書」
ブラックホールに近づいたらどうなるか?
ブラックホールという難解なテーマを扱いながら、イラストなども交えて、気軽な読み物という雰囲気に仕立てあげている。
進化のなぜを解明する
進化論の概要がわかる一冊。さまざまな分野の研究から得られる「進化の証拠」をあげて、「進化は事実」であると論じる。
共生生命体の30億年
本書は、連続細胞内共生説で知られる著者リン・マーギュリスが、共生の観点から生命進化を論じたもの。自叙伝のような側面もあわせもつ。
利己的な遺伝子
世界的なベストセラー。自然淘汰の基本単位は「遺伝子」であると主張する。動物の「利他的行動」を含むさまざまな行動を、遺伝子の利己性の観点から論じる。
ミトコンドリアはどこからきたか
ミトコンドリアを切り口として生命進化が論じられる。また、研究エピソードが臨場感あふれる筆致で綴られている。専門用語を用いての解説。
ミトコンドリアが進化を決めた
ミトコンドリア研究の知見に基づいて生命進化を描きだす。そこに浮かび上がるのは、不可思議で巧妙な生命のしくみ。
意識をめぐる冒険
本書は、「意識の脳科学研究」の最前線を紹介する「科学書」であり、師との交流、生い立ち、宗教、家族のことなどを綴る「自叙伝」でもある。心を打つ科学読み物。
ミトコンドリア・ミステリー
ミトコンドリアDNAにまつわる「ミステリー」を解き明かす。ミトコンドリア研究がリアルに伝わってくるのが魅力。
進化とは何か
「進化とは何か」を子供たちにやさしく説いた講義録。
人間らしさとはなにか?
「私たち人間は特別だ」と著者ガザニガは主張する。本書は、さまざまな科学者の研究を紹介しながら、人間のユニークさを浮き彫りにしたもの。
宇宙を支配する6つの数
「宇宙を作るレシピになっている」6つの数を切り口にして、宇宙の進化を描き出す。6つの数とは、「N」「ε」「Ω」「λ」「Q」「D」
<わたし>はどこにあるのか
分離脳研究で知られるガザニガによる二週間の連続講義をまとめたもの。脳科学の知見に基づき、意識、自由意志と責任、社会的行動などを論じている。
宇宙はなぜこのような宇宙なのか
科学書の著名な翻訳家であり、また理論物理学を専門とする博士でもある青木薫が、宇宙観の変遷をたどりながら「人間原理」を描き出した。本書は、青木薫の〝初の著作〟となる。
デカルトの誤り
合理的な意志決定には「情動」と「感情」が不可欠であるという「ソマティック・マーカー仮説」。本書は、情動や感情と理性の関係を論じ、また心と自己の深淵にも迫る世界的ベストセラー。
感じる脳
スピノザに照らしながら「感情」を論じた「感情の神経生物学」の本であり、見方をかえれば、神経生物学の見地からスピノザを論じることを試みた本ともいえる。
自己が心にやってくる
意識はどのように構築されるのか。これまでの著者の見解をまとめつつ、前著『無意識の脳 自己意識の脳』で展開した仮説を〝補足修正〟する。
無意識の脳 自己意識の脳
「ソマティック・マーカー仮説」で世界的に知られている神経学者ダマシオが、意識とは何か、意識はどのように構築されるのかを、自己に焦点をあて、オリジナルの用語を導入して独創的に描き出す。文庫版の書名は『意識と自己』
ミトコンドリアのちから
ミトコンドリアの話題が盛り沢山。「ミトコンドリアの基本がすべてわかる」という方針で書かれている。
宇宙は無数にあるのか
インフレーション理論の提唱者である佐藤勝彦が、「人間原理」を軸に、宇宙論のめぼしい話題を紹介したもの。マルチバースの話題もあり。
脳のなかの倫理
著名な神経科学者が、脳神経科学や遺伝学といった科学技術の進歩がもたらす倫理問題を論じる。
ゼロからわかるブラックホール
「光さえも脱出できない暗黒天体」ブラックホールを、「誰にでもわかるように解説」しようと試みた入門書。
おなかの赤ちゃんは光を感じるか
胎児や新生児はどのように光を感じているのか。光の情報と成長の関係は? 生物時計や「赤ちゃんの目の光センサーの発達」などを解説し、新生児室の光環境を考える。
<眠り>をめぐるミステリー
驚くべき睡眠病や創作に見られる睡眠をとりあげながら、脳科学の知見に基づいて睡眠を解説する。
和解する脳
脳研究者の池谷裕二と弁護士の鈴木仁志の対談本。
意識は傍観者である
私自身の中心は「私の意識」ではない。この見解を神経科学のさまざまな研究事例を織り交ぜて伝える。
魚は痛みを感じるか?
魚の痛み、魚の意識という難問に科学者はどのように取り組むのか。その研究が丁寧に描かれた話題作。
脳には妙なクセがある
気軽に読める脳の「小ネタ集」。池谷裕二の「脳観」もしっかりと語られている。意志は「周囲の環境と身体の状況で決まります」というのが著者の見解。
生命と記憶のパラドクス
福岡伸一のエッセイ集。「福岡ハカセ」シリーズ。「まえがき〜あとがき」を通して描かれた〝物語〟は、記憶をテーマにした良質の短編小説のようだ。
心の脳科学
脳画像研究の手法と実験結果を解説し、それに基づいて「心」を考察する。
生命の逆襲
人気を博する福岡伸一による、気軽に読める生物学コラム。
ゆらぐ脳
仕事をテーマに聞き書きを行っている木村俊介が、脳研究者である池谷裕二の研究内容や考えなどを紹介したもの。
宇宙創成
メインテーマはビッグバン宇宙論。『フェルマーの最終定理』のサイモン・シンが、科学者たちの素顔を巧みに描き出しながら、宇宙論の変遷を辿る。
海馬
糸井重里と池谷裕二の対談。糸井重里が、「コミュニケーションの能力を高めるにはどうすればいいか、という観点から」池谷裕二の知識を引き出し、巧みに話を展開する。
睡眠の科学
覚醒の制御にかかわる神経ペプチド「オレキシン」の発見者である著者が、睡眠と覚醒の脳内メカニズムを解説。
ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?
睡眠の世界的権威であるデメントが、研究などのエピソードをまじえながら、睡眠知識を伝授する。
なぜビッグバンは起こったか
インフレーション宇宙論の創始者のひとりであるアラン・H・グースが、その理論を一般読者向けに、数式なしで〝詳細に〟解説。自伝的な性格もあわせもつ。
ゾウの時間ネズミの時間
生物のサイズをとおして、生物の世界観、生命の神秘を浮かび上がらせている名著。1992年の刊行以来、版を重ね続け、2011年で66版のロングセラー。
インフレーション宇宙論
インフレーション理論の創始者の一人である佐藤勝彦が、インフレーション理論を中心に宇宙論を解説。難しいインフレーション理論を、できるだけやさしく解説している。
動的平衡2
遺伝子には「自由であれ」という命令が含まれている。著者が唱える生命観「動的平衡」を多彩な切り口で論じる『動的平衡』の第2弾。
宇宙の扉をノックする
「ワープした余剰次元」の理論で注目を集めているリサ・ランドールが、科学的思考と手法を語った一冊。
宇宙が始まる前には何があったのか?
「無から宇宙が生じる」を論じた全米ベストセラー。
宇宙の果てはどうなっているのか?
天文学者の世界が垣間見えるおもしろいエピソードを織り込み、「謎の古代天体ヒミコ」の発見経緯を語り、その正体を考察する。
睡眠のはなし
睡眠障害にスポットライトをあて、私たちの生活や健康に役立つような「快眠のためのヒント」となる知見を述べた一冊。
量子革命
あまたの天才物理学者の素顔と交流を描き出し、「量子革命」の100年の歴史を紡ぎ出した話題作。サイモン・シンに比肩するおもしろさ。
自分では気づかない、ココロの盲点
認知バイアスと呼ばれる「脳のクセ」をクイズ形式で30個紹介した本。(追記:「完全版」として出版されたブルーバックス版は80個)
犬はあなたをこう見ている
犬の行動を長年にわたり研究してきた著者が、犬の起源、適切な「しつけ」、犬の心理と能力などを、科学的な視点から語り尽くす。
やわらかな生命
本書は、気軽に読めて、メモしておきたいような話題が満載のエッセイ集。「生命の色」「シジフォスの労働」などの見出しがある。
本能はどこまで本能か
後成説の見地から、生得論者を批判し、人間を含む動物の行動と行動発達を考える。
「細胞シート」の奇跡
驚嘆すべき医療テクノロジー「細胞シート」のすべてを、開発者自らが明らかにする。再生医療のすごさが伝わってくる一冊。
二つの脳と一つの心
分割脳(分離脳)に関する知見が得られる本。
働かないアリに意義がある
アリやハチなどの真社会性生物の世界を、ときに私たちヒト社会にたとえながら解説した話題作。
エモーショナル・ブレイン
情動研究の第一人者が、「情動」研究の発展を辿り、恐怖の脳内メカニズムを解説する。
シナプスが人格をつくる
「何が私を私たらしめているのか」という問題に対して、著者は「あなたはあなたのシナプスだ」という結論を提示する。「脳が自己をつくる生物学的メカニズムを探求」する大著。
ざっくりわかる宇宙論
サイエンス作家が、時代につれて変遷する宇宙論を「ざっくり」と紹介する。宇宙の多彩な話題を盛り込んだ一冊。
脳を支配する前頭葉
前頭葉障害の患者たちとのエピソードをとおして、前頭葉の役割を浮き彫りにする。映画や小説をおもわせる自叙伝の側面もあわせもつ。
脳はなにかと言い訳する
多彩な話題で脳の特性を浮かび上がらせる、脳研究者によるエッセイ。
眠れなくなる宇宙のはなし
古代の宇宙観から最新のブレーン宇宙論まで、やさしく解説。ベストセラーとなった宇宙論入門書が文庫化された。
超ひも理論を疑う
余剰次元を含む理論が生まれるまでの物理学の発展を、SF作品や芸術の話題を織り込みながら辿り、これらの理論に冷静に疑問を呈する。
新版 脳波の旅への誘い
やさしい解説で好評の脳波入門書。ロングセラー。
時間の分子生物学
生物時計(体内時計)を遺伝子レベルで解説している。睡眠の話題もあり。
せいめいのはなし
福岡伸一が「動的平衡」をキーワードに、内田樹、川上弘美、朝吹真理子、養老孟司と対談する。
ワープする宇宙
余剰次元とブレーンワールドを解説した全米ベストセラーの日本語版。そこにいたる20世紀物理学も概説する。
生物学個人授業
岡田節人が、イラストレーターである南伸坊に「個人授業」を行う。生物学「講談」+〝生物学エッセイ〟のような雰囲気で、生物学を学べる一冊。
宇宙のはじまりの星はどこにあるのか
観測天文学者が、ファーストスター(初代星)、星や銀河、深宇宙探査、望遠鏡などを解説する。
炭素文明論
著者は炭素を「元素の絶対王者」と呼ぶ。炭素化合物という切り口で、人類の歴史を見ていく意欲作。
動的平衡
「言葉の揺籃場所」となった2誌で執筆した記事に加筆・再編集をほどこしたもの。通奏低音となっているのは「動的平衡」という生命観。(追記:2017年に新書化され、「動的平衡の数理モデル」を提示している)
のうだま2
上大岡トメの楽しいマンガと池谷裕二のコラムで、記憶の種類や記憶のしくみ、記憶するコツなどを紹介していく。
のうだま
「やる気」を脳のしくみから探っていく楽しいエッセイ。
NHK未来への提言 リサ・ランドール異次元は存在する
5次元世界の理論で注目を集めるリサ・ランドールに、宇宙飛行士の若田光一がインタビューした。「NHK未来への提言」シリーズ。
脳はこんなに悩ましい
「池谷裕二×中村うさぎ」対談本。二人の個性がかけ算されたようなおもしろさ。
単純な脳、複雑な「私」
高校生への講義スタイル。好評だった『進化しすぎた脳』の続編。
これが物理学だ!
MITの名物講義。「身を張った実験」で、物理学の美しさを「体感」させる。
進化しすぎた脳
高校生を相手に行われた脳講義。人気のある池谷裕二の著書のなかでもとくに好評の一冊。
エレガントな宇宙
各国で読まれたベストセラー。読み応えのある「超ひも理論(超弦理論)」の一般向け解説書。
宇宙で最初の星はどうやって生まれたのか
コンピュータ・シミュレーションによる「ファーストスター」研究について解説するほか、宇宙の話題を広くとりあげる。
記憶力を強くする
記憶のしくみを分子レベルで解説し、記憶力を高めるアドバイスをする。2001年に刊行されたロングセラー。
生物と無生物のあいだ
生命とは何か。この問いを生物学的に見つめながら、叙情的に、物語的に綴る。福岡伸一の話題作。
フェルマーの最終定理
アンドリュー・ワイルズによる「フェルマーの最終定理の完全証明」までの軌跡を、数学史上名高い数学者たちのいくつもの物語を織り込みながら描き出した話題作。
ミラーニューロン
解剖学的・機能的な記述を交えながら、ミラーニューロンの発見とその意味合いを一般向けに解説。
ミラーニューロンの発見
脳撮像実験を駆使してミラーニューロンを研究している著者が、さまざまな角度からミラーニューロンを語り尽くす。
村山さん、宇宙はどこまでわかったんですか?
『宇宙は何でできているのか』で話題になった村山斉の対話形式本。話題は、ヒッグス粒子、誤報だった超光速ニュートリノ、小澤の不等式、暗黒物質と暗黒エネルギーなど。
宇宙になぜ我々が存在するのか
本書はニュートリノのさまざまな特徴を解説している。ニュートリノは「消えた反物質の謎」を解く鍵を握っているという。ヒッグス粒子の話題もあり。
宇宙はなぜこんなにうまくできているのか
人気の村山斉による、さまざまな話題を広く浅くとりあげた宇宙論入門。
宇宙は本当にひとつなのか
太陽系や銀河の話題から多次元宇宙や多元宇宙の話題まで幅広くとりあげている。とくに暗黒物質についてよくわかる本。
宇宙に終わりはあるのか?
本書は素粒子物理学の基本を解説しながら、宇宙の終わりから始まりへと遡っていく。著者の講演をもとに構成されたもの。
宇宙は何でできているのか
宇宙と素粒子物理学のめぼしい話題を、読みやすい文章で解説する。村山斉の著書でもっとも注目された本。
大栗先生の超弦理論入門
超弦理論(超ひも理論)を、「日本語の力」で解説。大真面目な物理学の本だが、「空間は幻想」という興味深い内容もある。文系の超弦理論入門書の決定版。
素粒子論のランドスケープ
著者がさまざまな媒体で執筆した科学解説記事をまとめたもの。新書と比べると全体的な難易度は高めだが、対談などの気軽な読み物もある。超弦理論がさまざまな難易度で解説されている。
強い力と弱い力
人気を博する大栗博司が、「ヒッグス粒子発見の本当の意義」や標準模型を、数式ではなく〝言葉〟で解説する。
重力とは何か
本書は相対性理論や超弦理論などを解説。この宇宙の成り立ちを解くカギを握る「重力」の研究は、「第三の黄金時代」を迎えているという。人気を博する大栗博司の話題作。
脳のなかの天使
人間は「ただの」類人猿なのか!? 進化に照らしながら、人間を特別な存在にしているものを考察する。ミラーニューロンの話題も豊富。
脳のなかの幽霊、ふたたび
著者のリース講演が本書のもと。奇妙な症例の神経基盤を考察する。「神経美学」の話題もあり。
脳のなかの幽霊
脳ブームの先駆けと評される名著が文庫化された。さまざまな奇妙な症例の神経基盤を考察し、脳の不思議を浮かび上がらせたベストセラー。