物理関連レビュー
ブラックホールと星の進化

星にも、人と同じく誕生があり死があるという。星は長い歳月をかけて「進化」していく。太陽は「白色矮星」へと進化し、大質量星は「ブラックホール」へと進化する。
ブラックホールのまわりで生じる現象について〝一般レベルで学びたい〟方におすすめの本
難しいことを丁寧に解説している『ブラックホールは怖くない?』『ブラックホールを飼いならす!』(福江純)をオススメ。
多田将の本、どれを読む?

多田将は、加速器を使用した「すごい」ニュートリノ実験(T2K実験)に携わっている、金髪の物理学者。素粒子物理と宇宙を、喩えを駆使してわかりやすく解説。ユニークな語り口も好評。
素粒子物理学、とくに加速器を用いた実験に興味がある方におすすめの本
加速器を用いたニュートリノ実験の紹介を軸にして、「素粒子物理の最前線」を高校生に伝える『すごい実験』(多田将)をオススメ。生徒からのたくさんの質問に答えながら進められる、素晴らしい授業を体験できる。
元素の起源や星が輝く仕組みに興味がある方におすすめの本
好奇心をそそる、壮大な、しかし難解なテーマを、やさしく解説し、読ませる物語に仕上げている『僕らは星のかけら 原子をつくった魔法の炉を探して』(マーカス・チャウン)をオススメ。
ブラックホールの情報問題(及びそれに関連する物理)に興味がある方におすすめの本
驚くほど丁寧な解説書『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』(レオナルド・サスキンド)をオススメ。ブラックホール、一般相対性理論、量子力学、超弦理論に興味をもっている方におすすめしたい本。
実験物理学に興味がある方におすすめの本
暗黒物質の検出を目指すXMASS実験を詳細に解説、また、ニュートリノにまつわる実験で知られているスーパーカミオカンデの建設・立ち上げに関するエピソードなども語る『暗黒物質とは何か 宇宙創成の謎に挑む』(鈴木洋一郎)をオススメ。