意識関連レビュー
「意識」を脳科学にもとづいて考えてみたい方におすすめの本
無意識の脳 自己意識の脳
- 著 者:
- アントニオ・R・ダマシオ
- 出版社:
- 講談社
文庫版の書名は『意識と自己』。「ソマティック・マーカー仮説」で世界的に知られている神経学者ダマシオが、意識とは何か、意識はどのように構築されるのかを、自己に焦点をあて、オリジナルの用語を導入して独創的に描き出している。
デイヴィッド・イーグルマンの本、どれを読む?
現実とは何か。意識は傍観者である。デイヴィッド・イーグルマン(David Eagleman)は、ふだん気づきにくい私たち自身の謎を、豊富な事例を積み重ねて浮き彫りにする第一級の書き手。
人の行動や思考と〝無意識〟との関係を脳科学に基づいて考えてみたい方におすすめの本
意識は傍観者である
- 著 者:
- デイヴィッド・イーグルマン
- 出版社:
- 早川書房
いくつもの事例を積み重ねて、〝無意識〟の広大さを説いていく『意識は傍観者である 脳の知られざる営み』(デイヴィッド・イーグルマン)をオススメ。
傳田光洋の本、どれを読む?
傳田光洋は、皮膚科学の見地から、人のこころや生命を語る。皮膚は「第三の脳」である。皮膚は個体と環境の境界である。そのような観点からの考察が魅力。
マイケル・S.ガザニガの本、どれを読む?
認知神経科学の世界的権威で、分離脳研究で知られているマイケル・S.ガザニガ。脳とこころの関係を、人間とは何かを、科学的な見地から論じる。
アントニオ・R・ダマシオの本、どれを読む?
「ソマティック・マーカー仮説」で知られる著名な神経学者アントニオ・R・ダマシオ。「脳」だけでなく「身体」も重要視した独創的な論考が魅力。
ジョゼフ・ルドゥーの本、どれを読む?
ジョゼフ・ルドゥーは「情動」研究の第一人者であり、恐怖の脳内メカニズムの研究者としてよく知られている。脳部位では、とくに「扁桃体」を詳細に解説。
V.S.ラマチャンドランの本、どれを読む?
幻肢の研究などで知られている神経科学者V.S.ラマチャンドラン。脳損傷患者の奇妙な言動の謎を「シャーロック・ホームズばりの探索」で解き明かす。
脳の「不思議」を感じたい人へおすすめの本
脳への興味がさらに膨れ上がる。脳という〝ミステリー〟を楽しみたい方に『脳のなかの幽霊』(V.S.ラマチャンドラン/サンドラ・ブレイクスリー)をオススメ。