生命関連レビュー
細胞膜という境界を通して、生命の巧妙な仕組みを眺めてみたい方におすすめの本
「閉じつつ、開いて」いる細胞膜。生命は、「閉じつつ開く」という困難をどのように克服し、細胞レベルでの恒常性を維持しているのか。このことを論じている『生命の内と外』(永田和宏)をオススメ。
リチャード・ドーキンスの本、どれを読む?
リチャード・ドーキンス(Richard Dawkins)は、世界的に著名なダーウィニズムの語り手。劇的な喩え、豊富な事例、読者を説き伏せる力強い筆致で、進化は事実であると説く。
進化の観点からウイルスを見つめ、生命とは何かを考えてみたい方におすすめの本
ときにエピソードを巧みな表現で綴り、ときに喩えを駆使した解説を試み、ときに生命とは何かという壮大なテーマに取り組む『ウイルスは生きている』(中屋敷均)をオススメ。
福岡伸一の本、どれを読む?
福岡伸一は、有名な科学専門誌『ネイチャー』に論文が掲載されたことがある生物学者。その確かな科学知識と美しい文体を融合させて、稀に見る、抒情に富んだ科学本をつくりあげている。代表作は大ベストセラー。
動的平衡という生命観をまだ知らない方におすすめの本
「生命とは動的平衡にある流れである」。動的平衡という生命観を、叙情的に描き出した話題作『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一)をオススメ。
読書の幅を広げたい小説好きにおすすめの本(1)
生命の不思議、繊細さ、巧妙さ、強さ脆さを叙情的に描き出した『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一)をオススメ。