インフレーション宇宙論関連レビュー
多田将の本、どれを読む?
多田将は、加速器を使用した「すごい」ニュートリノ実験(T2K実験)に携わっている、金髪の物理学者。素粒子物理と宇宙を、喩えを駆使してわかりやすく解説。ユニークな語り口も好評。
ユニークな宇宙講義を〝聞きたい〟方におすすめの本
すごい宇宙講義
- 著 者:
- 多田将
- 出版社:
- イースト・プレス
笑いを交えたユニークな語り口のなかに、著者の科学への真剣さが垣間見える『すごい宇宙講義』(多田将)をオススメ。全4回の連続講演を元にした、臨場感あふれる、〝聞かせる〟宇宙講義。
時空のさざ波、重力波
重力波は、アインシュタインの一般相対性理論から導かれる物理現象。ノーベル賞級といわれ、待ち望まれた重力波の検出が成し遂げられ、ついに、「重力波天文学」の幕が開いた。
「原始重力波」とは何か、「Bモード偏光」とは何か、に興味のある方におすすめの本
宇宙背景放射
- 著 者:
- 羽澄昌史
- 出版社:
- 集英社
2014年3月にはじまった「原始重力波発見騒動」の顛末など、著者の素顔が垣間見える、さまざまなエピソードを盛り込んだ『宇宙背景放射 「ビッグバン以前」の痕跡を探る』(羽澄昌史)をオススメ。