共感覚関連レビュー
知覚の不可思議さを際立たせる「共感覚」
生物的なしくみが異なれば、享受している世界は異なる。この知覚の不可思議さを際立たせているのが「共感覚」と捉えたとき、この読書テーマは、きっと誰にとってもおもしろいものになる。
共感覚を〝網羅的に〟知りたい方におすすめの本
脳のなかの万華鏡
- 著 者:
- リチャード・E・サイトウィック/デイヴィッド・M・イーグルマン
- 出版社:
- 河出書房新社
多種多様な共感覚の事例を網羅的に紹介し、共感覚の神経基盤を考察する『脳のなかの万華鏡』(リチャード・E・サイトウィック/デイヴィッド・M・イーグルマン)をオススメ。
デイヴィッド・イーグルマンの本、どれを読む?
現実とは何か。意識は傍観者である。デイヴィッド・イーグルマン(David Eagleman)は、ふだん気づきにくい私たち自身の謎を、豊富な事例を積み重ねて浮き彫りにする第一級の書き手。
V.S.ラマチャンドランの本、どれを読む?
幻肢の研究などで知られている神経科学者V.S.ラマチャンドラン。脳損傷患者の奇妙な言動の謎を「シャーロック・ホームズばりの探索」で解き明かす。